今週の資産推移は-11.2%(-714万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが-1.2%、マザーズ指数が-2.2%と指数に対してアンダーパフォームでした。
今週は2年債と10年債が逆転するモノホンの逆イールドが発生してダウが急落、日本のマーケットも影響を受けて軟調でした。アホみたいにボラタイルな相場が相変わらず続いており、どうでもいいようなニュースで乱降下するという難しい状況が続いています。
今週で決算シーズンが終わりましたが、今月ここまでで-14.8%と、今回はとにかく酷いパフォーマンスでした。最大のマイナス寄与はUFHDが2Q決算と下方修正を出して40%くらい下げたことで、他にもポートフォリオの銘柄はおしなべて厳しい反応でした。ここまで手ひどくやられた決算シーズンは初めてです。発表翌日の成績も悪いですが、表の8月の騰落率(※8/16までの数字)を見ると、今月ここまでTOPIXが-5.1%、マザーズ指数-5.9%に対してひどく劣後していてポートフォリオへの信頼が揺らぐ感じがあります。
今年の利益があっという間に半分くらいになってしまい、毎回こんなだったらおカネが無くなってしまう。今回の決算を見ていて感じたことを忘れないうちに書き下しておきます。
新興小型株は決算への反応が素直というか、見た目の善し悪しでそのまま株価が動きます。大型株であれば業界や市場の動向を日々織り込んでいき、出てきた数字が悪くてもそれだけでは下げないが、新興小型株は減収減益だったらだいたい下がるし、期待を受けている銘柄は少し悪いだけでクソほど売られます。今回の決算シーズンはその傾向が顕著に表れたと思います。ここ数年の好況に参加者が慣れていて、増収増益であたりまえみたいな感覚がまだあるんじゃないか。シクリカルなセクタはそういう状況ではなくなっているのに、業績予想とずれのない数字であっても簡単に10%くらい下げる銘柄が目立ちました。
良い数字を出して決算発表翌日は買われても、1週間くらいで戻してしまう銘柄も目立ちました。Amazia、カドカワ、イオレなど。手垢の付いている銘柄は上がったら売りたい人がたくさんいるということだろうし、閑散相場で買いが続かないということもあると思います。
全体として今回の決算またぎは期待値がマイナスで、良い数字が出る根拠があるとか、業態として安定しているとか、自信を持てる銘柄以外はすべて決算でポジションを外すくらいでよかった。日々相場を見ているわけで、決算シーズンの真ん中あたりにはその傾向を認識していたし、UFHDの決算発表当日には「1Qの進捗も悪いし円高だしこの2Qは期待できないはず」「半分くらいは枚数を落とそうか」と考えていたのに結局そのままにして喰らったのは本当に悔やまれます。
次の決算シーズンまでにシクリカルの景況が良くなるわけでもないだろうし、次回は決算前に枚数を減らすとか、貸借銘柄だったら両建てするとかで、基本的にエクスポージャーを減らすようにしたい。そのときの市況にもよりますが。
反面、決算発表までの期待で上げる値動きは相変わらず見られて、期待上げを取りにいくポジションは期待値がありそうに思った(Twitterのタイムラインを見るとやっている人もけっこういた様子)。次回は1ヶ月前とか、より早めにスケジュール確認してやりたい。
今週の取引
3611 マツオカ (-627,867)
4438 Welby (-235,358)
6058 ベクトル (-321,465)
上3つは買い玉を手仕舞い。
マツオカは1Q決算を見て翌日に手仕舞い。Welbyはあと1ヶ月ほどで180日のロックアップが外れるので、売ってきそうな大株主はいないと思うし市場内で売れるような流動性もないのですが念のために手じまいました。ベクトルは強い理由はなく、買い玉のポジション調整。
1969 高砂熱学工業 (-)
4837 シダックス (-)
6334 明治機械 (-)
上3つは買い玉を立てて持ち越し。
高砂熱学工業は1Qが良く過去のIR傾向からして2Qの上方修正を出す期待も持てるのと、業態と保守的に業績予測を出す傾向から向こうしばらくは業績に安心感が持てるのと、割合3.5%、関与率15%程度とやや強めの自社株買いを発表したのとで買いました。そこまで長く持つつもりはなく1~2割も上がってくれたら売りたい。
シダックスは先日ユニゾンキャピタルの資本が入り、人材も派遣するハンズオン投資で経営の改善に期待できるのと、今期はカラオケ事業からの撤退などでコストを積んで利益を抑えめにして来期から数字を良くさせるシナリオでV字回復を演出できそうに思うのと、IRページに載ってる説明会の映像で「早期の復配を目指します」と言ってたのと、1Qの短信を見て各セグメントの改善が見られたのとで買いました。制度信用で買うと逆日歩が貰えるというのもあります。長めのタイムスパンで持ちたい。
明治機械は1Qの数字が悪くて決算発表後に15%くらい下げているのですが、四半期ごとの数字はブレる会社でこれくらいはまあ普通にあるだろうと思うのと、有価証券報告書の受注残は強い数字なのと、先日大型受注のIRを出しており1Qの数字よりもこちらが意識されるだろうというので買いました。リバウンドを取れればよくて短期で持つつもり。
ポートフォリオ
サマリー
- 評価額合計 56,463,089円
- 前日比 -2,185,260円 (-3.73%)
- 月初比 -9,810,245円 (-14.80%)
- 年初比 +7,795,457円 (+16.02%)
現物
信用
先物