駄犬の株ログ

「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

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「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

[今週のトレード] 2019/09/13 日経平均22000回復、大型だけ強い相場

今週の資産推移は+0.5%(+31万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが+4.7%、マザーズ指数が-0.9%と指数に対してまちまちでした。

外国人投資家主導で大型が買われて小型新興はさっぱり。日経平均ザラバですが22000を回復しました。TOPIXマザーズ指数がこれだけ乖離するのも珍しい。自分のポートフォリオ日経平均先物でヘッジしているため小型新興の個別株と股割きになっており、なかなか厳しいことになっています。先物のヘッジがなければ悪くないパフォーマンスでしたが。

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巡回している個人投資家のblogを見ても、新興銘柄を中心にやっている人はまったく恩恵がない一方、大型株、バリュー株を中心にやっている人は大きくプラスになっていて、スタイルによってきっちり分かれている印象です。

今週の取引

4295 フェイス (-1,497,671)

買い玉を手仕舞い

一時はプラス100万を超える含み益を見たポジションが、どうしてこうなった・・。今年はいくつも大失敗のトレードをやっていて、そりゃパフォーマンスも伸びないわけです。せめてトントンくらいでクローズできなかったのか。振り返りをしておきます。

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  • 5/12: 自社株買い5.05%のリリース。取得期間は7/1~で、1年弱と長めに取っているが、過去に大規模な自社株買いをやったときには取得期間開始から2ヶ月ほどで集中的に枠いっぱいまで買ったことから、今回も同じパターンを期待できると考えた。自社株買い発表翌日から買っていって6000株ほどになる。

  • 6/28: 自社株買いの発表後、徐々に株価は上げて、800円弱だった株価が取得期間の開始前に1000円を越える。130万の含み益となる。後知恵で言うとここが手じまうチャンスだったが、7月に入れば自社株買いが始まるという予断が強くポジションを維持した。発表から3割くらい上げたのだから、自社株買いの買い需要で上げる値幅としては十分だと今から振り返れば思うし、半分くらい売っておくべきだった。

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  • 7/12: 自社株買いの取得期間が始まるも株価は下げる。ポジションはそのままにしていて、含み益は20万くらいに減る。

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  • 7/26: 株価が800円を割り込み、自社株買い発表前の水準に戻る。このあたりから枚数を増やし始める。なぜ増やしたのかというと、まだこの辺りだと自社株買いへの期待感が強かったのと、B/Sに現預金が120億ほどあり時価総額とほぼイーブンなことが下支えになると考えていたと記憶している。結果を見るとここで枚数を増やしたのは損失を広げることになった。

  • 8/13: 1Q決算発表。もともと今期の業績予測も低かったが、その下を行くクソ決算が出てくる。株価は700円を割って、1ヶ月くらい600円台で推移する。クソ決算と地合の悪さから枚数を減らし始める。あとは8月月初に自社株買いの進捗のリリースが出ず、買ってたら出すだろうから7月はゼロ株だったことがわかる。

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  • 9/13: 9月に入るとバリュー株が選好される地合もあってかリバウンドし、800円手前まで買われる。リバウンドに沿って少しずつ売って、9/13に全部売り切って終了。9月月初にも自社株買いのリリースは出ず。

以上のような流れで、最大の反省点は「7月に入れば自社株買いが始まる」という予断が強すぎたことでしょうか。ここを冷静に見られていたら半分くらいは高値で売っておけたのではないかなあ。また、仮に自社株買いが始まっていたとしても、それまでの上げ幅を見るとどれだけ上値があったかは疑問で、カタリストや業績を根拠としたトレードじゃないのだからほどほどの利益が取れたらそれで満足すべきだったということも言えそうです。

途中から買い増しをして枚数を増やしたのも悪かったです。ピーク時に1300万ほどのポジションになっており、これは資産額のおよそ20%になります。自分のポジションサイズとしては大きいし、今からするとそれだけの根拠があったわけでもなかったです。そもそも自社株買いのリリースにはザラバで買うと明記されておらず、過去はザラバで買ったという実績があるだけです。ここはファンドと揉めているのと、持ち合いで保有されている株式があるので、大株主からトストネットで買い取るという可能性があります(7月以降買っていないのはその選択肢を残しておきたいからでは)。最初はこの可能性も認識がなかったのですが、とにかく大きなポジションを持つにはもっと強い根拠があるべきだと思いました。

3092 ZOZO (-)
6757 OSG (-)
7150 島根銀行 (-)
8337 千葉興業銀行 (-)
8699 澤田HD (-)

上5つは新規に買い玉を立てて持ち越し。

ZOZOはヤフーによる上限付きTOBで。2620円で50%まで買うという内容で、ざっくり6割を2620円で買い取ってもらえるとして、残りを2160円で市場で売れるとして、2620×0.6+2160×0.4=2436。足下の株価はそれに近いくらいで、買っておけば期待値あるだろうという考え。

OSGは高級食パンのフランチャイズが好調で、9/9発表の2Q決算短信に記載されたセグメント情報を見て買いました。1Qと2Qの比較がこれで、リニアに伸びていくとは思えないですが夢のある数字ではあります。

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足下で25店舗、会社的な目標は3年で100店舗で、これからは東京で得た評判でもって地方に展開していくみたい。高級食パンはタピオカみたいな一時の流行りで終わりそうにもおもうのですが、少なくとも次の決算発表まで期待を引っ張るのはできるでしょうし、1~2ヶ月くらいは持っておくつもり。

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島根銀行千葉興業銀行はSBIの「第4のメガバンク」構想で買いました。地銀はここ1年くらい下げ続けのセクタでしたが、これが反転のきっかけになるんじゃないかなと思って。澤田HDは地銀ではないのですがその連想で思い出して、IRサイトで公開されている直近のハーン銀行の業績が悪くないのと、次の四半期決算に17億の特別利益が乗るのとで買いました。ポジションサイズとしては3つとも小さめです。

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ポートフォリオ

サマリー
  • 評価額合計 56,718,131円
  • 前日比 -656,408円 (-1.14%)
  • 月初比 +1,043,690円 (+1.87%)
  • 年初比 +8,050,499円 (+16.54%)
現物

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信用

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先物

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