駄犬の株ログ

「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

駄犬の株ログ

「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

[今週のトレード] 2020/1/24 新型コロナウイルス

今週の資産推移は+0.9%(+86万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが-0.3%、マザーズ指数が-1.7%と指数に対してアウトパフォームでした。

中国武漢新型コロナウイルスが流行し日本でも感染者があらわれ、日本の株式市場も右往左往。旅行やインバウンドのセクタが売られて、恩恵がある(とされている)銘柄がもてはやされています。アゼアスや川本産業はあっという間に2倍になりました。今のところ死者数も26名にとどまり、感染力や致死率もインフルエンザとそう変わらないと言われていて、時間が経てば落ち着きそうに思えますが、旧正月+潜伏期間が経過しないとまだわからないというところ。

ja.wikipedia.org

今週の取引

5612 日本鋳鉄管 (+1,417,958)

買い玉を手仕舞い

来週の決算をまたぐつもりでしたが金曜日にこの記事をきっかけに(?)10%くらい上げたところで手仕舞い。2Qまでの進捗が良く3Q決算発表で通期の上方修正が出てくると思われますが、2Qの決算発表から1.5倍ほどになっておりもう十分に織り込まれていそうですし、信用買い残が半月で5万株ほど増えており決算期待のポジションが積み上がっているのが窺えてもう上値がないように思い売りました。

www3.nhk.or.jp

f:id:bone-eater:20200124220355p:plain

3666 テクノスジャパン (-)

新規に買い玉を建てて持ち越し。

最近自分の周りでSAPコンサルが足りない、単価も上がっているという話を聞くようになり、「ほほうバブルですか! いいですなあ!」と思い、恩恵のありそうな銘柄をそろそろポートフォリオに入れようと考えてここを買いました。SAPの2025年問題は前々から認識はしていて、時期が来たらポジションを取ろうと考えていました。

SAP関連のサービスを提供する会社は多数上場していますが、自社のサービスのラインナップに入っているというだけで売上に占める割合はごく僅かというところが多いです。SAPの専業に近く、売上の大きな割合をSAP関連で上げている会社は自分の理解ではテクノスジャパン、ノムラシステム、アイ・ピー・エスの3社です。

SAPは「SAP認定コンサルタント制度」というのをやっていて、試験に通ると認定コンサルタントを名乗ることができます。ITベンダがよくやる公式資格です。企業ごとの認定コンサルタント在籍者数がWebサイトで公開されており、企業規模に対して在籍者数が多いのはアビーム3174名(社員数5915名)、YE DIGITAL161名(同509名)、ノムラシステム118名(同100名)、テクノスジャパン100名(同263名)あたり。アイ・ピー・エスは38名(同115名)ですね。SAP認定コンサルタントはそこまで難易度が高いわけではなく、入社2~3年目の若手が取るような資格ですが、取得費用も高く畑違いの仕事をしている人が片手間に取るものではないので、会社がどれくらいSAPに注力しているかを図る指標としては有用と考えます。

www.sap.com

それでここまで挙がった会社を見てみたのですが、テクノスジャパンは他に比べて拡大志向が強く、中小のシステム会社をたびたび買収して規模拡大していること、プロジェクトを炎上させて今期の業績が悪く株価も低迷していることから面白いと考えました。ノムラシステムは新卒採用がメインで採用人数も小さい(2016年 5人、2017年 7人、2018年 5人。マイナビより)のが気になり、アイ・ピー・エスは保守運用が主力なのが気になりました。YE DIGITALはここ1年で株価が2倍くらいになっていてバリュエーションがちょっと高いと思って外しましたが、1年前ならこちらを買っていた気がします。安川電機の子会社なんでERPをやっているイメージがなくて、今回調べてSAPに力入れていることを知りました。

懸念されるのは炎上プロジェクトの影響が来期に及ぶことですが、決算説明会の書き起こしに「業績に影響を与える損失は出し切った」とあり、いったんこれを信じています。受託のシステム会社が個別のプロジェクトを炎上させて業績が落ちるのは基本的に一過性のもので、小型株は足下の業績に株価が大きく影響されるので、長めにポジションを持てるならチャンスになることが多いと思っています。

f:id:bone-eater:20200124225650p:plain

f:id:bone-eater:20200124225759p:plain

去年12月にアックというシステム会社の買収を発表しています。2億弱ののれんが積まれますが利益に与える影響はおおむねニュートラル(償却期間にもよりますが)と思われます。売上はそのまま上乗せになります。

SAPの2025年問題は2025年の手前までは需要が続くと思われ、今後IT業界の景況感が悪化したとしてもその影響を受けづらいはずで、その点では保有しやすいです。ただ今はIT業界全体が好況で、SAP関連の仕事ができるからといって特別に需要が強いというわけではないだろうし、SAP関連の人員の単価が上がったり、受注金額の相場が上がる影響がどこまで業績に出てくるかはまだちょっとわからないところがあります。

ポートフォリオ

サマリー
  • 評価額合計 99,845,691円
  • 前日比 -1,189,149円 (-1.18%)
  • 月初比 +10,308,501円 (+11.51%)
  • 年初比 +10,308,501円 (+11.51%)
現物

f:id:bone-eater:20200124231250p:plain

信用

f:id:bone-eater:20200124231258p:plain

先物

f:id:bone-eater:20200124231306p:plain