駄犬の株ログ

「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

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「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

[今週のトレード] 2022/3/11

今週の資産推移は-4.0%(-836万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが-2.5%、マザーズ指数が-7.5%と指数に対してまちまちでした。

依然としてウクライナの状況に振らされるボラタイルな状況が続いています。今週は戦線はあまり動かず、要人の発言やネゴシエーション(外相会談など)が注目されました。引き続き資源株や商社といったセクタが選好されており、グロースやシクリカルは売られています。今後の推移については、ロシアはキエフを陥落させることはできるがウクライナ全土を掌握することは難しいだろう、傀儡政権を樹立しても国民の支持は得られず内戦状態に移行するだろう、主張に隔たりが大きく終戦には時間が掛かりロシアへの経済制裁も長期化するだろう、というあたりが専門家の多数派意見のようです。

www.bbc.com

エネルギー不足および資源高からのスタグフレーションがとくにEUで懸念されるようになり、イギリスのトラス外相が「対ロシア制裁をさらに強化する必要がある」と発言するなどロシア許すまじ、もっと過酷な制裁が必要だというのが世界の風潮っぽくこの調子だともっと返り血を浴びることになりそうです。こんなわけのわからない戦争から不景気になったらたまらないな。

www.pictet.co.jp

月曜日と火曜日にきつめの下げがあり、またいくつかポジションを落として、ついでに三井松島を売ってかわりに商社と海運を申し訳程度に買いました。ポートフォリオはわずか20銘柄と1年前の半分くらいの数になりました。

今週は指数ヘッジの日経平均先物ロールオーバーするタイミングでしたが、次の限月ではなくETFに切り替えました。今年の先物の利益がはやくも過去3年間の繰越損失に到達してしまい、ここからは税金がかかります。去年から大きめの含み益を持ち越したため、今年はここまで資産減ながら個別株の確定損益はプラスになっており、損益通算できるようにしておきます。今後さらに相場が下げて、個別株で損失&指数ヘッジで利益というパターンも考えられますし。先物のキャプチャが無くなっているのはそのためです。

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ところでふと思いついてリスクの取り方をグラフに描いてみたところ、思ったよりもはっきりとトレンドが出ていました。他の人たちがままやるように一気にポジションサイズを半分とかゼロにしたりはしないし、マーケットの状況に後からついて行くような形で調整するのでこういう推移になるみたい。

こうやって見ると(1)コロナショックの下げはじめに指数ヘッジの積み増しで対応しようとした、(2) コロナショック後にリスク量を戻すのが遅かった、の2点がやはり悔やまれる点で、(2)はまあ仕方ないとしても(1)は完全にNGな行動をしており当時の自分は何をやってるの、これでよく退場しなかったなと思わされます。去年11/17からのポジションの落とし方は後知恵ながら遅いように見えるし、良い相場が続くと贅肉みたいなポジションが積み上がるのでそいつらに対する保有効果にとらわれないようにしましょうってのは常に自覚したほうがよいんだろうなあ。

ポートフォリオ

サマリー
  • 評価額合計 201,147,961円
  • 前日比 -758,789円 (-0.38%)
  • 月初比 -14,038,020円 (-6.52%)
  • 年初比 -52,687,573円 (-20.76%)
現物

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信用

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