駄犬の株ログ

「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

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「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

2022年の振り返り (2) 勝った銘柄

今年勝った銘柄の上位20。損益は確定と含みの合計、税込みです。

# コード 銘柄名 損益
1 9556 INTLOOP 13,956,492
2 3093 トレジャー・ファクトリー 9,982,665
3 6070 キャリアリンク 9,808,302
4 2395 新日本科学 8,677,678
5 1518 三井松島ホールディングス 7,837,795
6 2937 サンクゼール 7,466,061
7 3791 IGポート 6,950,000
8 4837 シダックス 6,911,502
9 9278 ブックオフグループホールディングス 6,287,938
10 5136 tripla 5,744,293
11 8029 ルックホールディングス 5,268,430
12 6083 ERIホールディングス 5,264,661
13 9219 ギックス 4,909,143
14 9229 サンウェルズ 4,429,610
15 4310 ドリームインキュベータ 3,928,501
16 8130 サンゲツ 3,884,409
17 3904 カヤック 3,459,912
18 9258 CS-C 3,341,320
19 2681 ゲオホールディングス 3,181,309
20 6777 santec 2,995,687

コメント

#1 INTLOOP

ぼく自身がフリーランスプログラマーとして仕事をしており、その目線で良い会社だと思い本決算発表後に買って、そのまま保有中。CAGR投資のつもりで保有しており、成長性が落ちるかよほど割高になるまでは持ち続けるつもり。いまは個人にやたらと人気がありますが、事業内容から機関投資家に選好される会社だと思っていて、これからバトンタッチして株価も上がっていくことを期待しています。

#2 トレジャー・ファクトリー

リユースその1。古着は中古品の種別としても成長性が高く、国内ではゲオの2nd streetと双璧であり、ゲオみたいにお荷物事業(レンタルなど)がくっ付いておらず市場の成長がそのまま業績につながる会社です。リユースセクタの中でももっとも有望と思っていますが、時価総額288億はそろそろいいところまで評価されたという印象もあります。少なくともモメンタムが折れるまでは引っ張りたい。

#3 キャリアリンク

最近ではコールセンターの運営受託などのBPOが売上の中心となっており、いまだに「人材派遣会社でしょ」「ワクチン特需で儲かっただけでしょ」と認識している参加者が多そうで、そこにギャップがあると思って保有している会社。コールセンターBPOも決して評価の高いセクタではありませんが、上場している同業を見るとPER10-12くらいついているし、ここももう少し評価されてもよいんじゃないかなと思っています。ただこれからワクチン案件が剥落していくのも確かで(具体的に売上のどれだけが無くなるのかはよくわかっていない)、業績の推移に不安もあります。

#4 新日本科学

臨床試験で参入障壁を持っており長期的な成長ストーリーもあって、長めに保有したい銘柄。足下で売られているのは円高でこれから為替差益が剥落するのが嫌がられているのだろうけど、本当にそれが原因ならここで売ることはないと思っています。受注状況を見ながらですが受注が伸びているうちは保有したい。

#5 三井松島ホールディングス

今年ちょくちょく触った資源株。決算ギャンブルで大きめに取れてこの順位になりました。

#6 サンクゼール

12月IPO。良い感じの食品会社。買った理由は毎週の記事に書きました。

#7 IGポート

1Q決算を見て、いろいろ突き合わせてスパイファミリーの版権料が会社の想定よりも上振れているのでは? と思って薄い板でちまちま買って、このまま2Q決算をまたぐつもり。とはいえ製作委員会の内部はブラックボックスで実際どれだけ版権料が入るかはふたを開けてみないとわからず、不確実性が高いけど期待値はあると思っているというふわっとしたポジションです。2Qが良ければそのまま引っ張りたい。

#8 シダックス

ニゾンキャピタルの参画で買ってコロナ前からずっと持っていたポジション。今年ようやく手じまうことができました。志太家の経営能力はきわめて疑わしい(そもそもコロナ前に会社が傾いたのはそのせいですし)と思っていて、志太家に主導権が戻ると昔の放漫経営に戻ってしまい、中計も絵に描いた餅になるんじゃなかろうか。もう触ることはないでしょうが今後の行く末は見ていきたい会社です。

#9 ブックオフグループホールディングス

リユースその2。本決算の説明資料を見て良い印象を受けたし、今期はIT投資などで利益が下押しされるが実力値はもうちょい上っぽいし、トレカもそこそこ扱っているし、リユースセクタのなかではまあまあ有望と思っています。

#10 tripla

11月IPO。わかりやすい成長ストーリー(OTAから自社サイト予約への移行、3%の従量課金)があり、テック企業としても優秀そうで、インバウンドのテーマ性もあり、年末にかけてのIPOではもっとも有望な会社と思っています。国内のホテル稼働率が上がっていることから目先の決算にも不安はなく、もう少し買い増ししたいくらい。