駄犬の株ログ

「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

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「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

[今週のトレード] 2022/9/22

今週の資産推移は-0.6%(-157万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが-1.2%、マザーズ指数が-3.3%と指数に対してアウトパフォームでした。

月金と休みで3日だけの週。水曜夜のFOMCで今後のさらなる利上げが示唆され株式市場は下落しました。ダブルスコープの影響は思いのほか大きくて、はっきりと地合の重しとなっていました。今週のマザーズ指数の推移を見ると火、水と弱く、木曜日にダブルスコープが寄った後はリバウンドに転じてTOPIXにアウトパフォームしました。TwitterのTLを見るとダブルスコープへの注目度はS安に張り付いて悲鳴が響き渡っているときが高くて、寄ったあとは鉄火場の参加者を残してだんだん人が捌けていく感じで、この注目度が新興市場のセンチメントに連動していたように感じます。

jp.reuters.com

今週は3日だけということもあってあまり売り買いせず、月曜日に初値がついたeWeLLを買って含み損になっています。9月、10月のIPOの中ではもっともよい会社で、事業環境から堅実な成長が期待できて(訪問看護ステーションの電子カルテ導入率はまだ55%、事業者数も増えている)高い売上成長率と利益率をそなえたバーティカルSaaSの会社で、機関投資家も手を出せる時価総額だし、ロックアップしっかりしてるし、2Qまでの進捗率から上方修正が期待できるし、どれか買うならこれかなと思いました。時価総額を見るとちょっと高すぎるように思えるけど、M&A総研もサンウェルズも最初にそう思ったところから2倍くらいの株価になっていて、IPOセカンダリは自分のバリュエーションの目線に重きをおかないほうが勝てる気がするし……みたいな感じです。

ポートフォリオ

サマリー
  • 評価額合計 289,750,568円
  • 前日比 +690,687円 (+0.24%)
  • 月初比 -709,382円 (-0.24%)
  • 年初比 +35,915,034円 (+14.15%)
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[今週のトレード] 2022/9/16

今週の資産推移は-3.3%(-981万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが-1.4%、マザーズ指数が-0.6%と指数に対してアンダーパフォームでした。

CPIショックふたたび。火曜発表の米国CPIが8.3%とコンセンサスを上回り株式市場が急落、先々月の再現となりました。インフレがはっきりと落ち着くまでは毎月これをやりかねず、CPIが再注目イベントという状況がしばらく続きそう。日本株は相対耐えており、小型新興株も指数よりも強い印象でしたが、金曜日に最近盛り上がっていたダブルスコープがS安をつけて週明けも下げそうで、個人のセンチメント悪化が懸念されます。観測範囲でダブルスコープを触っている人はあまりおらず、一部の人たちが喰らうだけのコップの中の嵐で終わってくれればと思っています。これが新興市場全体の下げにつながるようだとしんどくなりそうです。

jp.reuters.com

なかなか腰を据えて保有できるポジションが見つからず、目先によい開示が出てきそうなものを小さめに買っています。3Qが予想よりも良く本決算までに上方修正が出ないかなと思っているクミアイ化学、本決算をまたげそうで(四季報よりは上のガイダンスが出てきそう)優待権利日も近いAB&Companyなど。神経質で難しい相場が続きそうで、増やすよりも減らさないようにしたいものです。

ポートフォリオ

サマリー
  • 評価額合計 291,322,276円
  • 前日比 -5,061,686円 (-1.71%)
  • 月初比 +862,326円 (+0.30%)
  • 年初比 +37,486,742円 (+14.77%)
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[今週のトレード] 2022/9/9 3億円到達

今週の資産推移は+6.6%(+1866万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが+1.8%、マザーズ指数が+3.2%と指数に対してアウトパフォームでした。

なんだかよくわからないが強かった1週間。アメリカ市場がパウエルのタカ派講演から立ち直ってリバウンド、日本の小型新興株も先週金曜のヤバめな雰囲気がなかったことになって浮ついたテーマ株があちこちで吹き上がっています。金利は逆イールドが続いており、原油も80ドル前半まで下がるなど他のアセットクラスはリセッションっぽい動きをしており、株だけがちゃんと織り込んでいないように思えて不安感があります。信用買い残の増え方も気に掛かります。

今週は敵対的TOBに移行したシダックスを残り1万株まで減らして、そのぶん他のポジションを買い増ししました。理屈が通っているのは経営陣のほうだと思うけれど契約の縛りを乗り越えるハードルが高そうだし、ユニゾンが抜けたら創業家による放漫経営に逆戻りしそうな気配を感じるし、自分の期待していたストーリー(ユニゾンが立て直しに成功して業績回復)はもう実現したのだし、敵対的TOBのニュースで株価が跳ねたところが絶好の手じまいチャンスだと思ったんですね。

note-mutual.com

証券口座のお金が3億円を超えました。入出金(入金570万、出金3000万)を加味すると累計の利益としては約3.3億、税抜きでは約2.7億になります。プログラマーの仕事で稼いできた金額よりも株の利益のほうがずっと大きくなって、ポチポチ売り買いしてるだけでこんなにカネが増えるのはおかしなことだよな、と思いながらやってます。今のやり方でいつまで勝てるのかわかりませんが、勝てているうちはやり続けたい。そのうち勝てなくなったら井村さんのファンドに全額入れて、株の代わりにパチスロをやるつもりでいます。

ポートフォリオ

サマリー
  • 評価額合計 301,132,069円
  • 前日比 +6,996,048円 (+2.38%)
  • 月初比 +10,672,119円 (+3.67%)
  • 年初比 +47,296,535円 (+18.63%)
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[今週のトレード] 2022/9/2

今週の資産推移は-4.7%(-1394万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが-2.5%、マザーズ指数が-3.5%と指数に対してアンダーパフォームでした。

ジャクソンホールのパウエル公演をきっかけに下げ相場にモードチェンジし、日本の小型新興株も軟調に。とくに金曜日には最近先導株となっていたM&A総研サンウェルズsantecあたりが10%前後下げて雰囲気が悪化し、ここ1ヶ月くらい続いた新興相場の好調もここで終わりかと思わせる展開となっています。今週のパフォーマンスは指数に劣後していますが、フロンティアインターナショナルが今週-24.2%下げて-720万寄与しているのが大きいです。なぜこの銘柄はこんなに極端な動きをするんだろう……。

www.bloomberg.co.jp

相場の先行きは不穏そのものですが最近はずっとリスクを抑えめ(ネット80%台)に維持しており、個人が群がっているタイプの銘柄もそこまで持っていないので今週はポートフォリオを弄らず、決算絡みのポジションを入れ替えするくらいにしています。さらに崩れるようならもう少しポジションを減らすつもり。

ポートフォリオ

サマリー
  • 評価額合計 282,470,248円
  • 前日比 -5,733,687円 (-1.99%)
  • 月初比 -7,989,702円 (-2.75%)
  • 年初比 +28,634,714円 (+11.28%)
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2022年8月の振り返り

パフォーマンス

インフレのピークアウトが見えてきてマーケットがリスクオンに転換、長い下げ相場の中の一時的なリバウンドじゃないのかな? と思いながら強い相場が存外続くのでしかたなく付いていく……という1ヶ月でした。しかし8/26(金)未明のジャクソンホールでパウエルがタカ派な講演をして雰囲気が変わり、今週は9/1(木)まで下げっぱなしとなっており、これからもう一度底を試しにいくことになりそうです。

www.bloomberg.co.jp

8月は小型新興株の地合が際だってよく、コロナショック後の一時期に匹敵するほどのイージーモードでした。決算や材料への反応がヌルくて、ちょっと目立つとわらわらと人が集まってきて株価が持ち上がっていく感じ。新興メインでスイングくらいの短めのポジションをつないでいくスタイルの人は今月+20%、+30%といったパフォーマンスを簡単に出していて、とにかく浮ついた相場でした。

ただ信用残は3兆円弱の水準であまり変わっておらず、グロースでも大型株はそこまで強くなかったですし、一時退避的にバリューや高配当にお金をおいていた個人がグロースに戻ってきたという、セクタローテーションの一種みたいな動きだったのかなと思っています。個人に人気の銘柄がやたらと強かったですから。この相場がたった1ヶ月だけのイージーモードで終わってしまわないと良いのですが。

ポートフォリオ

ポートフォリオの状況です。証券会社が3つに分かれるとこの表を作る手間も増えてしまいそう。めんどいな。今月のパフォーマンスの内訳をざっくり出すと以下の通り。

  1. 月の途中で買ったもの: +870万 (#1, #2, #7, #11, #18)
  2. 月初から持ってたもの: + 120万 (1.の5つ以外)
  3. 短期トレード: +1580万
  4. 指数ヘッジ: -170万

1.はリユース企業のゲオ、テイツーブックオフと、決算絡みで買ったsantecとルックHD。ルックHDは韓国が好調で今期もう一回上方修正を出せるはず。santecは四半期業績のモメンタムが続いてくれればと思っています。

2.はは月初31,276万のポジションサイズに対して+120万となり、パーセンテージにして+0.4%。マザーズ指数はおろかTOPIXにも負けていますが、決算が全体的にいまいちだったことが大きいです(ドラフト、インタースペース、浜井産業など)。インタースペースはちょっと思っていたのと違ったのですべて手じまい、他にガイアックスINPEXも手じまっています。

3.はほぼ決算ギャンブルによるもので、バブリーな地合にいまいち乗れなかったぶんを決算ギャンブルで補ったような形になりました。ギックス(+481万)、三井松島(+465万)の寄与が大きいです。三井松島は上方修正&増配がセットで出てこなかったら相当下げただろうから、今月は引きも良かった。

日本株マーケット

コロナの収束や入国者数上限の引き上げで空運がトップ。他には資源株が強かったんですね(あまりそういう印象がなかったので意外に感じる)。今年ここまで強かった銀行や不動産が下位に、弱かった精密機器や化学が上位におりリバーサルっぽい傾向もあります。

時価総額、高信用残が上位にいて個人が恩恵を受ける相場だったことが伺えます。低PERと高PERがそろって上位にいますが、低PERは自動車などシクリカルバリューが買われたせいかな。低配当利回り>高配当利回りと高配当株が劣後しており、高ROEなどクオリティ系のファクターが下位にいて、今年ここまでの傾向とは違った1ヶ月でした。これが続くほうがありがたいけれど続かないような気がします。

所感

  • 今月から野村證券を使い始めましたが、諸費用の増え方がハッキリとなだらかで、金利0.5%の効果を実感します。株のオフ会でも野村を使っている人がけっこういたりして、信用金利の節約効果を考えるともっと早くやっておけばよかった。ネット証券から株の世界に入ると、野村大和日興あたりの大手証券には距離感を感じてしまうけれど、敬遠することもなかったなと思います。

[今週のトレード] 2022/8/26

今週の資産推移は+2.7%(+791万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが-0.7%、マザーズ指数が-0.6%と指数に対してアウトパフォームでした。

ジャクソンホールを控えて閑散とした相場。小型新興株はまだ良い地合が続いていますが、株探の煽りでテーマ株がストップ高まで吹き上がったり、時価総額10億くらいの超小型株がたいした理由もなく交代で盛り上がったりと末期状態の様相になっており、そろそろ息切れかなと思えてきました。信用残の推移などみると全体の需給はまだ悪くなさそうではあります。

www3.nhk.or.jp

決算シーズンを終えて、製造業のなかで目を引いたsantecとダイハツディーゼルリユース企業としてゲオ、テイツーブックオフポートフォリオに入れました。リユースはすでに注目度が高まっているセクタですが、各社の月次を見ると当面は好決算や上方修正が続くだろうし、株価としてすべて織り込まれてはいないように思われ、しばらく保有してみます。粗利率が50%以上ある企業が多く、既存店売上が伸びたときに利益がドカッと増える業態で、見栄えの良い決算が期待できます。

ここ4年ほど楽天証券を使ってきましたが、野村證券とクリック証券に切り替えようとして、今週から徐々にポジションを移動しています。以下ツイートに書いたとおり去年の信用金利が370万くらい掛かっていて、利率の低いところで建てればおそらく半分くらいで済ませられるので、やってみようと思ったんですね。2000万の建玉を1年建てるとして、楽天証券(大口優待ありで2.1%)だと42万、野村證券(0.5%)だと10万の信用金利がかかります。バカにならない差になるので、多少の手間が掛かってもやる価値があるかなと。今週からポートフォリオのキャプチャが3つの証券会社に分かれることになり、見づらくなりますがご了承ください。

ポートフォリオ

サマリー
  • 評価額合計 296,405,372円
  • 前日比 +3,068,131円 (+1.05%)
  • 月初比 +29,957,056円 (+11.24%)
  • 年初比 +42,569,838円 (+16.77%)
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[今週のトレード] 2022/8/19

今週の資産推移は+5.2%(+1423万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが+1.1%、マザーズ指数が+3.0%と指数に対してアウトパフォームでした。

先週後半からの流れを引き継いで異様に小型新興株の地合がよく、決算の反応もイージーで失望されて売られても三日もすればリバウンドするし、通常なら無視されるようなしょぼいリリースでも10%くらい簡単に上がるしというお祭りモードになっています。今週の日本株ファクターを見ると「低時価総額」「高信用残/売買高レシオ」「高PER」がトップ3となっており、まさに個人投資家大喜びの相場だったとわかります。信用残が多いほど上がるなんてパラダイスですよ。

(なぜ信用残が多い方が上がるのかというと、そういう銘柄は個人に人気があり、地合がよくなると待機資金を握りしめて戻ってきた人たちがせっせと買いはじめるんでしょうか。頭の片隅に入れておきたいパターンです)

インフレのピークアウトで世界的に株式相場が持ち直しているのもあるでしょうが、コロナの感染者数が天井を打って大衆の警戒感が薄れたのも大きいように感じます。コロナショック後はコロナの感染状況が個人のセンチメントに大きく関与しており、まだそれが続いているような。

決算ギャンブルも地合の恩恵を受けてやりやすく、今月の決算ギャンブルの収支は+1500万ほどとなりました。今回の所感は以下の通り。

  • 決算シーズン後半はグロース株の反応が際だって甘く、普段なら大してあがらないような決算でも簡単にストップ高を付けるケースが多くみられました。自分の取ったポジションでもその恩恵がありました(カオナビ、ギックス)。おそらく決算翌日に買いに来る決算モメンタムのプレイヤーが多いとこうなるんでしょう。強気にグロース株のポジションを取ればそれだけ報われたわけで、次の決算シーズンが同じようになる可能性は低いかもしれませんが、相場のパターンとして覚えておきたい
  • これも地合の影響でしょうが、小型の貸借銘柄が決算後に踏み上げっぽく上がって行くケースが多く見られたように思います。見栄えに内容が伴わないケースでもかまわず上がって行き、自分も「これは無いでしょ」というやつをショートしてけっこうな損失を出しましたが(名村造船所)、余計なことをしました
  • 決算シーズン前半は半導体や電子部品に厳しい反応でしたが、後半は地合の変化(?)でそれらのセクタも買われるようになりました。たとえばアドバンテストや新光電気工業はコンセンサスを大きく上回る決算を出しながら決算直後の反応は悪かったですが、それから今日までに買われて10%くらい上がっており、内容が本当に良いと思えたらとにかく買っておいてセクタローテーションで順番が回ってくるのを待つというのは期待値があるのかも

しかし毎回同じようなことをやっているのに決算シーズンによって収支ががらりと変わります。決算ギャンブルは一泊二日の勝負で、やっぱりそのときの地合に影響される度合いが高いんですね。

ポートフォリオ

サマリー
  • 評価額合計 288,572,194円
  • 前日比 +3,473,774円 (+1.22%)
  • 月初比 +22,123,878円 (+8.30%)
  • 年初比 +34,736,660円 (+13.68%)
現物

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