駄犬の株ログ

「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

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「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

[今週のトレード] 2023/1/20

今週の資産推移は+3.0%(+977万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが+1.3%、マザーズ指数が+2.3%と指数に対してアウトパフォームでした。

YCC撤廃も噂された日銀会合は現状維持で通過し、後場から日経平均株価が600円くらいGUするピーキーな動きになりました。この調子だと今年は日銀会合どころか観測記事があちこちから出るたびに神経質な反応をすることになりそうで、去年の米国CPIが日銀に成り代わっただけでマクロイベントに振り回される相場が続きそう。

なお今週は小型グロースが妙に強く、この地合のまま決算シーズンを駆け抜けていけるとありがたい。

www3.nhk.or.jp

今週はテイツーエスケイジャパンブロードマインドを買って、決算ギャンブルのポジションを手じまったり他にもポジション調整をしたりしてました。来週からはいよいよ決算シーズンに向けてポジション構築していく準備フェーズに入ります。

テイツー
  • 3Q決算後に売られて下がっていくのを横目に小型リユース株のcompsを眺めて「やっぱり安く見えるよな、成長ストーリーがこの決算で崩れたわけじゃないし」と思い、でも投げ終わってない人がまだまだいる気もするので小さめに買った
  • 視聴率の高い会社で何かにつけて株価が動くが、目先のイベントである1月月次はポケモンのトレカが乗ることで失望されるような数字にはならないだろう
  • ガイダンスを弱めに出す会社なので本決算をまたぐのに気合いが要るが、そこは直前の位置や期待の入り方で判断したい

エスケイジャパン
  • 為替の動きをみて円高メリットのポジションをもう1つくらい持っておこうと思い、フリューと迷ったが決算後に10%くらい下げてた(売られるような内容でもなかったとおもう)こちらにした
  • ここもガイダンスを弱く出す会社なので本決算をまたぎづらいが、為替をみながら考えたい
ブロードマインド
  • 12/23記事のソーダニッカとほとんど同じで、3月権利日で強めの優待を新設したのを見て
  • 最近のプレミアム優待倶楽部は株数を多めに保有したときに配当利回りがもっとも高くなるように設定されることが多いが、これはウィルズがそういうふうにセールスして誘導しているんじゃなかろうか。たくさんポイントを消費してもらったほうが儲かるわけだし

ポートフォリオ

サマリー
  • 評価額合計 338,225,543円
  • 前日比 +2,854,815円 (+0.85%)
  • 月初比 +14,869,466円 (+4.60%)
  • 年初比 +14,869,466円 (+4.60%)
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[今週のトレード] 2023/1/13

今週の資産推移は+5.6%(+1759万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが+1.5%、マザーズ指数が+2.3%と指数に対してアウトパフォームでした。

木曜夜の米国CPIはコンセンサスちょうどで無難に通過。日銀が追加で引き締めをやるという観測記事が出てきて為替が円高に振れたり銀行株が買われたりとごたごたしています。今年はずっと日銀の動向に振り回される相場になりそうです。銀行株をポートフォリオに入れておいたほうがよいのかもと思いつつ、自分にはよくわからないセクタで手が出ないままになっています。

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今週は値動きが落ち着いてきた大栄環境を売って、3Q決算を見てブックオフを売って、かわりにリユースはやっぱりトレファクが一番いいなと思って買い増しして、あとは決算絡みのポジションをあれこれ取ってました。ブックオフは決算説明資料に以下の文言があったのと、

第3四半期以降において、大規模IT投資に伴う費用発現がピークとなるほか、新規出店に伴う費用増や、従業員の待遇改善に伴う人件費増に加え、電気料金上昇影響なども見込まれる

同業他社に比べて利益率が低く、今後のコスト上昇(電気代、人件費など)の影響が大きく出そうという懸念もあり、3Qで上方修正もして今期の業績にはもうアップサイドがないのでここで手じまっとくかと考えました。リユースセクタのポジションはこれでトレファクとハードオフのみとなり、この2つは月次が落ちないうちは保有したい。

ポートフォリオ

サマリー
  • 評価額合計 328,455,985円
  • 前日比 +3,622,165円 (+1.12%)
  • 月初比 +5,099,908円 (+1.58%)
  • 年初比 +5,099,908円 (+1.58%)
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[今週のトレード] 2023/1/6

今週の資産推移は-3.9%(-1249万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが-0.8%、マザーズ指数が-1.4%と指数に対してアンダーパフォームでした。

年末に4000万出金して今年は32336万からのスタート。年初から新興株が幅広く崩れて、とくに去年買われていたものがリバーサルっぽく下げていたように見えました。去年も同じ傾向だったかどうかはもうあやふやですが、今年の年末あたりに思い出すようにしたい。今週は大発会の売られ方を見てグロスを減らそうか考えるもそれはやらず、細かなポジションの調整のみで終わりました。

今週はあまり書くこともないので、株の勉強会で発表したINTLOOPの資料を貼っておきます。事業環境や競合と比較したときの強み、あとはP/Lのみの簡単なモデルを載せています。ファイルのダウンロードはこちらから。

ポートフォリオ

サマリー
  • 評価額合計 310,862,527円
  • 前日比 +5,119,910円 (+1.67%)
  • 月初比 -12,493,550円 (-3.86%)
  • 年初比 -12,493,550円 (-3.86%)
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2022年の振り返り (4) 来年のこと

2023年どうしましょう。自分の現時点での考えを書き残しておきます。

  • アメリカ、EUともにリセッションが不可避と言われ、上下どちらかと言われたら下げそうな気はする。ただ自分がもっぱら触る小型株を見ると割安に思えるものが目立つようになったし、マザーズ指数も2021年11月から40%くらい下がってグロース株もそれなりに説明の付く水準になったとおもう(赤字掘りまくりのよくわからないやつらを除いて)。積極的にリスクを取りにいくような局面ではないけれど、ビビって日和ることもないと思う。ネット80-100%くらいを維持して平常運転かちょい抑えめくらいでいきたい

  • 街を歩いていると人がたくさんいて百貨店もアパレルも繁盛しているし、観光地は人でごった返しているし(これは全国旅行支援の効果が大きいでしょうが)、生活の実感として不景気には感じない。個人消費を相手にしている会社の月次も好調なところが多い。反面、外需企業は円安で押し上げられていた部分が剥落しそうだし、グローバルなリセッションの影響をより強く受けるだろう。だから外需よりも内需を選好したほうがよいのでは

  • 株ブログやTwitterなどを見ていると、個人のビューはかなり弱気に感じられる。リセッションがくるからノーポジだ、みたいなことを言う人も散見されるし、そこまで行かなくてもポジションを軽めにしている人が多いようである。機関投資家の出す見通しを見るとそこまでネガティブではないし、今年のマーケットが実際どうなるかはわからないけど、個人の弱気さにはギャップがあるように思われる。個人の投げが出るような局面があれば積極的に拾いにいってもよいのでは(ただ信用買い残は水準を維持しているので自分の観測範囲が偏っているせいかもしれない)

あとは投資アイディアというか、目先の業績についての観点を思いつくまま書いてみます。

  • 受注から納品までのリードタイムが長い(1年以上とか)企業は、2022年に原材料の価格上昇で利幅が削られて利益率を落としたケースが多い。これらの企業は上昇した原材料価格を前提とした受注を消化するようになれば元の利益率に戻るだろうから、2023年に業績の回復が見られる企業が多いはず。建設や機械といったセクタに多い。ただリセッションによる需要減、為替の影響、エネルギーや人件費の値上がりなどで相殺される企業もあるだろうから個別の収益構造の理解が重要になる

  • 同様に円安によるコスト増加で利益率を落とした企業も目先は業績の回復が見られるはず

  • 2022年は値上げで利益率が向上した企業がまま見られたが2023年にも同様のケースは出てくるとおもう。値上げの告知をWebサイトに掲載する企業が多く、最近はできるだけ各社のサイトで値上げ情報をチェックするようにしている

  • インバウンド、旅行関連のセクタは外国人旅行客の数が戻るまでは期待を引っ張れるはずで、中国の状況を見るとまだ時間がかかりそう。2022年もたびたびテーマとして注目されて盛り上がったが、2023年も続く息の長いテーマになるとおもう。ただ株価を見るとコロナ前に戻っている企業も多く、会社によってはコロナ期間でファイナンスをやったり財務が痛んでいたりするから積極的に買いたいものは少ないようにも思える

  • あちこちの記事に載っている値上げの一覧表を見ると、インフレは2023年に入っても(すくなくとも生活実感としては)続きそう。生活防衛銘柄というか、たとえばリユース、ディスカウント系の小売店、一部のネット企業などには引き続き追い風の環境となりそう

  • 統計情報など見ても採用の需給はタイトであり、人材関連の企業には良い環境が続きそう。自分の所属するIT業界もとくにIT技術者がたりておらずたいへんな売り手市場になっており、人材採用に強みのある企業は強い業績を出せそうである

  • PBRが1倍を割れているのはけしからんみたいな風潮もでてきて、2022年に引き続き高水準の株主還元を発表する企業が出てくると期待している。2022年を振り返るとそれらの企業はモメンタムをつけて上がったケースが多かった記憶があり(おそらく高配当株を選好するような参加者は足の遅いことが多いのだと思う)、2023年にもチャンスがあるかもしれない。また、高配当株は相場が崩れたときにアウトパフォームする傾向があり(長期的にはわからないが2022年はそうだった実感がある)、ポートフォリオの分散にも寄与していたし、その点でも積極的にポートフォリオに入れたいとおもう

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2022年の振り返り (3) 負けた銘柄

負けた銘柄の上位20位までです。

# コード 銘柄名 損益
1 9251 AB&Company -12,710,927
2 7351 グッドパッチ -12,263,774
3 7030 スプリックス -8,996,876
4 4013 勤次郎 -8,534,569
5 7371 全研本社 -7,241,970
6 5070 ドラフト -6,183,855
7 9259 タカヨシ -4,998,591
8 3933 チエル -4,409,038
9 3966 ユーザベース -3,607,611
10 4936 アクシージア -3,577,452
11 7148 FPG -2,871,133
12 3970 イノベーション -2,825,087
13 2932 STIフードホールディングス -2,593,256
14 4441 トビラシステムズ -2,525,544
15 4370 ビルス -2,222,485
16 6125 岡本工作機械製作所 -2,161,464
17 6246 テクノスマート -2,073,272
18 6255 エヌ・ピー・シー -2,029,245
19 3851 日本一ソフトウェア -1,945,193
20 7685 BuySell_Technologies -1,660,428

コメント

#1 AB&Company

2021年11月IPO。上場直後に安いと思って買ったらまず地合で下がり、1Q決算をミスってさらに下がって耐えきれずに手じまい。その後も何度か触るも勝てず損失を積み重ねることになりました。店舗数の増加ペースはすばらしいし経営陣も優秀だと思うけれど、KPIの推移があまり良くないのとインボイス制度の影響が気になっています。PEファンドのEXIT案件だからかIPO時のガイダンスを強めに出したのが失敗で、その後の下方修正で印象を悪くしたのが今でも株価の重さに影響しているような気がします。

#2 グッドパッチ

十分引きつけたつもりで1200円くらいでまとまった量を買ったら株価はそこから延々と下げ続け、なんと気づけば半額に。エンジニア界隈の評判が高く業界でプレゼンスがある会社で、優秀な人を採用できている会社という認識で、ドイツからも撤退するしそのうち復活すると思って保有しているんですが、本決算の印象としてはまだ時間がかかりそう。業績の落ちている会社を逆張りで買うならいつから業績回復しそうとかこういうカタリストがあるとか、近い将来の根拠があるべきなのに、会社への信頼感みたいなものをたよりにしてほいほい買ってしまったのが今から振り返ると反省点です。時価総額48億、EV22億はさすがに安いように思うしまだ保有するつもりですが、報われるかどうかはよくわからない。

#3 スプリックス

開示資料をちゃんと読めてなくて2Q決算を喰らって手じまい。過去の記事にも書きましたが子会社の決算期変更で季節性の出方が変わっており、決算説明資料からそれを読み取れたはずなのにこのアホは気づかなかったんですね。2Qも強い決算が出てくると思っていたから決算短信を見て愕然としました。避けられた損失だったと思うし悔いが残ります。

#4 勤次郎

2021年のナンバーワン負け銘柄が今年もランクイン、この2年で2000万くらい負けたことになります。3000円から買って800円台で手じまいして-70%くらい。ひどい。

2021年の振り返り記事に「買い始めた頃は時価総額300億くらいで、今からするとなぜそんなところで買ったのと思いますが、当時はクラウドサブスクリプションなソフトウェア企業は高いバリュエーションが許される雰囲気がありました。」とあるように、SaaS企業のバリュエーションが切り下がるのを喰らったのと、業績も期待通りに伸びませんでした。パーセンテージとかで基準を決めて下がったら機械的に手じまうスタイルだとこういう負け方を回避できるでしょうが、それはあまりやりたくないんだよなあ。

#5 全研本社

事業の成長性や保有資産(自社ビル)と時価総額を比較してこりゃ安いと買ったらうんともすんとも言わず、ワクチン予約システムの特需が終わるタイミングになってしまい仕方なく手じまいバリュートラップにはまった形になりました。新宿のビルがたしか120億くらいの評価額があって、IT事業も特需抜きでもそこそこ稼いでいるし、今でも安いと思っていますが、これといったカタリストがないのも確かです。1年後にはYonYで増収増益の決算が出てくるようになるので、会社の状態によってはそのときにまた買えるかもしれないと思っています。

#6 ドラフト

グッドパッチと同じで、十分引きつけたつもりで買ったら下げ続けたパターン。大きめの下方修正をしてセオリーなら手じまうべきところ、来期の業績(四季報予測でEPS64.7円)を考えると安いように思うし、今期はオフィス移転など一時的なコストが大きいし、同業のヴィスの業績や受注を見ても事業環境は悪くないような気がするし、もう少し持ってみるか……で現在に至っています。詳しくない業界でここから業績が回復するのかどうか判断がつかずどうも曖昧な状態です。良くないですね。

#7 タカヨシ

既存店136店に対して今期40店出店の計画で、前期に不採算店舗の整理もしており、出店ペースなりに業績が成長するなら安いと考えて保有しているポジション。Webサイトで新規出店がわかりますが今のところ計画どおりのペースで出店できているようです。コロナの時期に伸びた業態にはコロナ収束で業績が元に戻ってしまうものが多く見られ、ここも同じパターンになることを懸念しています。それ(=既存店GMVの低下)さえ起こらなければ報われるポジションだと思うんですが、足下の株価下落はそれを織り込もうとしているようにも見えてしまいます。次の決算で何がでてくるやら。

#8 チエル

年初の下落で手じまったポジションその1。interClass(学校向けの授業支援システム)の成長性、ストック性で買っていましたが、これも今からするとこの会社がPER40くらい付いていたのは高すぎたように思えてしまいますし、自分が買ったときたしかPER20くらいでしたがそれでも買うほどではなかったな……。株価は2022年を通じて軟調でした。

#9 ユーザベース

年初の下落で手じまったポジションその2。売ったのが1000円台で、11月に1500円でTOBが発表されました。そのまま持っていれば結果オーライでしたが、足下の業績は悪く(とくにNewsPicksの減速っぷり)、年初に売っていなかったとしても11月まで持ちきれなかった気がします。

#10 アクシージア

年初の下落で手じまったポジションその3。2022年は中国のコロナ状況に株価が連動する感じで、足下ではリオープンへの期待で底値から2倍くらいになっています。監視リストには入れてありましたが買い直せず。

2022年の振り返り (2) 勝った銘柄

今年勝った銘柄の上位20。損益は確定と含みの合計、税込みです。

# コード 銘柄名 損益
1 9556 INTLOOP 13,956,492
2 3093 トレジャー・ファクトリー 9,982,665
3 6070 キャリアリンク 9,808,302
4 2395 新日本科学 8,677,678
5 1518 三井松島ホールディングス 7,837,795
6 2937 サンクゼール 7,466,061
7 3791 IGポート 6,950,000
8 4837 シダックス 6,911,502
9 9278 ブックオフグループホールディングス 6,287,938
10 5136 tripla 5,744,293
11 8029 ルックホールディングス 5,268,430
12 6083 ERIホールディングス 5,264,661
13 9219 ギックス 4,909,143
14 9229 サンウェルズ 4,429,610
15 4310 ドリームインキュベータ 3,928,501
16 8130 サンゲツ 3,884,409
17 3904 カヤック 3,459,912
18 9258 CS-C 3,341,320
19 2681 ゲオホールディングス 3,181,309
20 6777 santec 2,995,687

コメント

#1 INTLOOP

ぼく自身がフリーランスプログラマーとして仕事をしており、その目線で良い会社だと思い本決算発表後に買って、そのまま保有中。CAGR投資のつもりで保有しており、成長性が落ちるかよほど割高になるまでは持ち続けるつもり。いまは個人にやたらと人気がありますが、事業内容から機関投資家に選好される会社だと思っていて、これからバトンタッチして株価も上がっていくことを期待しています。

#2 トレジャー・ファクトリー

リユースその1。古着は中古品の種別としても成長性が高く、国内ではゲオの2nd streetと双璧であり、ゲオみたいにお荷物事業(レンタルなど)がくっ付いておらず市場の成長がそのまま業績につながる会社です。リユースセクタの中でももっとも有望と思っていますが、時価総額288億はそろそろいいところまで評価されたという印象もあります。少なくともモメンタムが折れるまでは引っ張りたい。

#3 キャリアリンク

最近ではコールセンターの運営受託などのBPOが売上の中心となっており、いまだに「人材派遣会社でしょ」「ワクチン特需で儲かっただけでしょ」と認識している参加者が多そうで、そこにギャップがあると思って保有している会社。コールセンターBPOも決して評価の高いセクタではありませんが、上場している同業を見るとPER10-12くらいついているし、ここももう少し評価されてもよいんじゃないかなと思っています。ただこれからワクチン案件が剥落していくのも確かで(具体的に売上のどれだけが無くなるのかはよくわかっていない)、業績の推移に不安もあります。

#4 新日本科学

臨床試験で参入障壁を持っており長期的な成長ストーリーもあって、長めに保有したい銘柄。足下で売られているのは円高でこれから為替差益が剥落するのが嫌がられているのだろうけど、本当にそれが原因ならここで売ることはないと思っています。受注状況を見ながらですが受注が伸びているうちは保有したい。

#5 三井松島ホールディングス

今年ちょくちょく触った資源株。決算ギャンブルで大きめに取れてこの順位になりました。

#6 サンクゼール

12月IPO。良い感じの食品会社。買った理由は毎週の記事に書きました。

#7 IGポート

1Q決算を見て、いろいろ突き合わせてスパイファミリーの版権料が会社の想定よりも上振れているのでは? と思って薄い板でちまちま買って、このまま2Q決算をまたぐつもり。とはいえ製作委員会の内部はブラックボックスで実際どれだけ版権料が入るかはふたを開けてみないとわからず、不確実性が高いけど期待値はあると思っているというふわっとしたポジションです。2Qが良ければそのまま引っ張りたい。

#8 シダックス

ニゾンキャピタルの参画で買ってコロナ前からずっと持っていたポジション。今年ようやく手じまうことができました。志太家の経営能力はきわめて疑わしい(そもそもコロナ前に会社が傾いたのはそのせいですし)と思っていて、志太家に主導権が戻ると昔の放漫経営に戻ってしまい、中計も絵に描いた餅になるんじゃなかろうか。もう触ることはないでしょうが今後の行く末は見ていきたい会社です。

#9 ブックオフグループホールディングス

リユースその2。本決算の説明資料を見て良い印象を受けたし、今期はIT投資などで利益が下押しされるが実力値はもうちょい上っぽいし、トレカもそこそこ扱っているし、リユースセクタのなかではまあまあ有望と思っています。

#10 tripla

11月IPO。わかりやすい成長ストーリー(OTAから自社サイト予約への移行、3%の従量課金)があり、テック企業としても優秀そうで、インバウンドのテーマ性もあり、年末にかけてのIPOではもっとも有望な会社と思っています。国内のホテル稼働率が上がっていることから目先の決算にも不安はなく、もう少し買い増ししたいくらい。

2022年の振り返り (1) 今年の相場

気づいたらもう年が明けていて、2022年のことなんてすぐに記憶の彼方へ消えていってなってしまいそう。忘れないうちに振り返りの記事を書いておきます。ええと、去年は何があったんだったっけ……。

1年の流れ

年明けに思いっきり喰らう

2021年の11月から相場が崩れて下げ相場に突入、逆張りで増やしたポジションを過積載ぎみに抱えて年初を迎えることになり、1月の急落が大ダメージとなって月間のパフォーマンスは-20.2%と初っぱなからえらいことに。年初の時点で2.54億の口座資産に対して4.73億も個別株の買いポジションを建てていて、グロスでいうと186%もあったんですね。小型新興株が劣後したため指数ヘッジも大して効かず、こりゃグロスを落とさないとダメだと惰性で持ってたポジションをあれこれ手じまって、月末時点で151%まで減らしました(それでもまだ大きいな……)。

2021年の後半からグロース株のバリュエーションが切り下がる局面に入ったという認識はあって、PERが50とか100とかあるようなのは年初の時点ではポートフォリオから落としてあったんですが、それでもアホほど喰らってますね、うーん。性格が逆張りなので下げ相場の序盤でむしろポジションサイズが増えることが多く(これは最近は自覚してかなり自重するようになったとは思う)、回避行動が遅れてそのぶん負けがかさむのが毎回のパターンで、でもこれは性格的なものだからある程度は仕方ないんだろうな、せめて自分を律して少しでも軽傷に抑えるようにしよう、くらいに考えています。

ウクライナ、インフレ、利上げ

ウクライナで戦争が起こってインフレも止まらず、マクロや地政学リスクに振り回される苦手な相場が夏ごろまで続きました。この時期のポートフォリオを見るとINPEXを買ったり、丸紅を買ったり、おまけで三井松島を買ったりしていて、他にもコモディティ市況に恩恵を受ける株をいろいろと触っています。この時期から高配当株を意識して触るようにもなりました。今年の収支を見るとINPEX+65万、丸紅+94万、三井松島+784万とプラスには寄与していたようです。三井松島でこれだけ勝てたのは2Q決算を大きめにまたいだ決算ギャンブルのおかげ。

この時期のパフォーマンスは低調でずっと年初来マイナスが続き、3/8には-24.03%まで落としています。今年はプラスで終われたら大健闘だと思っていたし、金銭感覚も保守的になってて歯医者で矯正の費用を50万くらい支払うのに「株で何千万も負けてるのになあ」と抵抗感があったのを覚えています。自分の生活と株の収支をあたまの中で切り離すべきなんでしょうけど、なかなかその境地にはなりません。

センチメント改善と局所的バブル

次第にウクライナ情勢がマーケットの耳目を集めなくなり、社会のコロナへの恐怖が薄らいだりして、個人のセンチメントも改善してテーマ株やIPOセカンダリに局所的に資金が集中するバブルっぽい光景が見られるようになりました。テーマとしてはリユースや円安恩恵、パチンコ(スマート化)など、IPOセカンダリでは特定のグロース株(M&A総研やEDP、サンウェルズなど)が盛り上がりました。今年高いパフォーマンスをあげた個人は大半がこの時期にうまく立ち回った人だと思います。

7/26に年初来でプラ転し、そこからはわりと良い感じで年末までいけました。この時期に貢献してくれたのはINTLOOP、サンクゼール、IGポート、tripla、ギックス、サンウェルズあたり。リユースにはうまく乗れて、円安恩恵はそこそこ、パチンコは触れず。IPOセカンダリもそれなりに当たりを引けて、今年後半のパフォーマンスは引きの強さでゲタを履いている部分があります。スイングくらいの時間軸で流行りの銘柄を乗り換えていく人が勝ちやすく、グロース株を長期保有する人は振るわないという、スタイルの違いがパフォーマンスに大きく影響する相場でした。この傾向は来年も続きそうな気がします。