駄犬の株ログ

「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

駄犬の株ログ

「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

投資本

[投資本] 千年投資の公理 (バット・ドーシー)

いわゆるモート(経済的な堀)について、無形資産、乗り換えコスト、ネットワーク効果、コストの優位性といった点から分析した本。著者はモーニングスターのリサーチャー。モーニングスターは上場企業がどれだけ深い堀をもっているかを評価し、独自の指数(Wi…

[投資本] リバモア流投機術 (ジェシー・リバモア)

ジェシー・リバモアが自らトレード手法を著した『How to Trade in Stocks』の邦訳。原著が書かれたのは1940年で、リバモアが亡くなった年です。リバモアはキャリアの中でトレードスタイルが変わっていったようですが、本書ではキャリア後期のリバモアが用い…

[投資本] 市場サイクルを極める (ハワード・マークス)

ディストレスト投資で知られるハワード・マークスが市場サイクルについて書いた本。景気サイクル、企業利益サイクル、信用サイクル、ディストレスト・デットのサイクル、不動産サイクルを取り上げて、それぞれのサイクルがどのようなパターンを辿るか述べた…

[投資本] タートル流 投資の黄金律 (カーティス・フェイス)

『タートル流 投資の魔術』の著者が書いたメンタル本。『ゾーン』や『デイトレード』と同じ系統の本で、トレードにおいて人間らしい感情とどのように向き合い、恐怖を克服したらよいのかが書かれています。タイトルに「タートル流」と入っていますが、ただ著…

[投資本] タートル流 投資の魔術 (カーティス・フェイス)

リチャード・デニスのトレード学校「タートルズ」出身者の著書。タートルズに応募してリチャード・デニスの面接を受けるところから始まって、タートルズでの出来事や自身の投資手法について書かれています。 タートルズでリチャード・デニスに教わったことが…

[投資本] 天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す (エドワード・O・ソープ)

元祖クオンツ、エド・ソープの著書。幼少時代の神童っぷりから始まる自叙伝が最初の2/3ほど、自身の投資哲学が残りの1/3ほどという構成です。5歳で幼稚園から小学校1年生に飛び級、その後も卓抜した知的能力を発揮し続けて、大学の先生をやりながらカジノに…

[投資本]コーポレートファイナンス 戦略と実践 (田中 慎一、保田 隆明)

ファイナンス理論の入門書3冊目。著者の田中氏、保田氏はそれぞれUBS、リーマンブラザーズ等で投資銀行業務の経験があり、書名のとおり実践的な内容となっています。 文量の2/3ほどはバリュエーションについてで、資本コスト、WACCやCAMPを説明してからメガ…

[投資本] 基本から本格的に学ぶ人のためのファイナンス入門 (手嶋 宣之)

ファイナンス理論の入門書2冊目。数式を用いて簡潔に説明していくスタイルで、1ページあたり3つくらい数式が出てきます。ただし数学的な難しさはなく、高校数学がわかっていれば理解に苦労することはおおむねありません(たまに複雑なやつが出てきますが)。…

[投資本] 企業価値評価【入門編】(鈴木 一功)

ファイナンス理論およびDCF法の入門書。バリュエーションについて書かれたものを読むと資本コスト、効率的ポートフォリオといった言葉がたびたび出てきます。ググって上っ面の語義だけは頭に入れていても、その意味を正しく理解しているわけではなく、浅くて…

[投資本] エナフン流VE投資法 (奥山 月仁)

バリュー投資(収益バリュー)の考え方を、GEの経営手法「バリューエンジニアリング」を用いながら説明した本。著者の前著とおおむね似通った内容で、前著をすでに読んでいると得られるものは少ないかもしれません。前著の内容を深堀りしつつ、著者自身の過去のトレ…

[投資本]楽天IR戦記 (市川 祐子)

楽天のIR担当を2005年から2017年にかけて務めた著者が時系列に業務内容を振り返る本。個人投資家からは見えづらい機関投資家とのコミュニケーションが具体的に書かれておりおもしろく読みました。TBS買収(未遂)などの大きな出来事で社内がどう動いたかも描…

[投資本]脱イナゴでしっかり儲ける20銘柄バスケット投資術 (坂本 慎太郎)

自分の投資対象となる銘柄のリスト(監視リストとかユニバースとか言われるやつ)の作り方を初心者向けにまとめた本。以下のような方法が説明されます。 1. 200銘柄バスケットを作る 四季報や業界地図のような網羅的に上場企業を掲載した本から、200銘柄をピ…

[投資本]ウォール街の物理学者 (ジェイムズ・オーウェン・ウェザーオール)

金融工学の発展に貢献した科学者の伝記集。『ザ・クオンツ』が面白かったので、同じような本を他にも読んでみようとおもって読みました。 フィッシャー・ブラック、ブノワ・マンデルブロといった科学者を取り上げて、生い立ちと事績を紹介するという内容。短…

[投資本]スタバ株は1月に買え (夕凪)

著名な個人投資家によるイベント投資の解説書。イベント投資の基本的な考え方と、そのケースとして優待の買いを先回りする手法について述べられています。アノマリーなど雑多な話題も多く、あまり整理された内容とはいえません。 紹介されている優待先回りの…

[投資本] IPOをやさしく解説!上場準備ガイドブック (新日本有限責任監査法人)

上場を目指す企業の経営者や担当者に向けて、上場準備ですべきことや上場までの流れを解説した本。IPOの裏側で起こっていることを大まかに知っておきたいと思って読みました。 初心者向けに教科書的な知識をまとめたもので実務寄りの記述に乏しく、これを読…

[投資本]エナフン流株式投資術 (奥山月仁)

ピーター・リンチフォロワーの個人投資家の著書。『ピーター・リンチの株で勝つ』のついでに読みました。 ピーター・リンチの本をかみ砕いて、取り上げる例を日本の会社に置き換えて(かつや、MonotaROなど)、具体的なやり方も日本の個人投資家向けにアジャ…

[投資本]ピーター・リンチの株で勝つ (ピーター・リンチ)

フィデリティのマゼランファンドで優れた成績を残したピーター・リンチの著書。著名な本で名前はよく見かけるものの読んだことはなくて、1年くらい前に買うだけ買ったものの積ん読になっていて、最近仕事が落ち着いてきてようやく読みました。もっと早く読め…

[投資本] マーケットの魔術師 システムトレーダー編 (アート・コリンズ)

システムトレードのインタビュー本。インタビュイーは15名で、ファンドマネージャがもっとも多く、他にシステム開発者(開発したシステムをファンドや証券会社に売ってる人たち)や個人トレーダー。トム・デマーク、ラリー・ウィリアムズなど著名な人も含ま…

[投資本] 貸株市場入門 (植月貢)

証券会社や機関投資家が貸株を融通する相対取引の市場について書かれた本。金融業界の実務担当者向けに書かれており、バックオフィスで使われる帳票のサンプルが載っていたりします。 1999年発行と古いのですが、基礎的な知識を得るには有用な本です。個人投…

[投資本] 適時開示実務入門 (鈴木広樹)

上場企業の開示担当者向けに書かれた適時開示の解説書。JPXが『会社情報適時開示ガイドブック』を出していますが大変な分量でなかなか読み通せない代物らしく、担当者が実務の概要を簡潔につかめるよう書かれた本です。 もちろんぼく自身が適時開示の実務を…

[投資本] 新訳 バブルの歴史 (エドワード・チャンセラー)

過去に発生したバブルを取り上げて紹介した本。主として以下の事例が扱われています。 チューリップバブル (1630年代、オランダ) 南海泡沫事件 (1720年代、イギリス) 鉄道ブーム (1840年代、イギリス) 大恐慌 (1929年、アメリカ) 日本のバブル経済 (1980年代…

[投資本] 狂気とバブル (チャールズ・マッケイ)

人間の愚行、とくに集団心理の引き起こした事例についての挿話集。原著が発行されたのは1852年で、長く読みつがれてきた本です。 中世ヨーロッパで起きた出来事をテーマに沿って蒐集し、ややゴシップ的に味付けしてジャンルごとにまとめたという感じ。バブル…

[投資本] 賢明なる投資家 (ベンジャミン・グレアム)

バリュー投資の本家筋、ベンジャミン・グレアムの著書。かの名高い『証券分析』がAmazonのセールで2640円になってて、でも1000ページもある大著なので読み通せるか不安があり、そうしたら『賢明なる投資家』がKindle Unlimitedに入っていたのでまずはこちら…

[投資本] バリュー投資アイデアマニュアル (ジョン・ミハルジェビック)

著名なバリュー投資家(グレアム、バフェットなど)の手法や、他にもいくつかの手法(小型株投資、イベントドリブンなど)を概観して、エッセンスを抽出して紹介する本。著者のミハルジェビック氏はCFA(公認証券アナリスト)、ニュースレターの編集長で、投資…

[投資本] ヤバい決算書 (長谷川正人)

過去にあった上場企業の破綻、粉飾のケースを取り上げて、開示資料からどのようにその兆候を読み取れたかを解説する本。 取り上げられているのはJAL、スカイマーク、シャープ、アーバン、江守グループ、東芝、オリンパスなど。有名で分かりやすいケースが選…

[投資本] アルゴリズム取引の正体

東証カジノでも猛威を振るうアルゴリズムについて書かれた本。2018年11月の出版で、HFTにも1章が割かれているなど、それなりに最近の事例までフォローされています。株とFXのアルゴリズムが扱われており、文量としては株が8割、FXが2割くらい。 この分野の概…

[投資本] バフェット 伝説の投資教室 (ジェレミー・ミラー)

ウォーレン・バフェットが過去に書いた投資家へのレターを編集した本。バフェットは1956年に自身のファンドを立ち上げ、年に2回のペースで出資者に運用状況を報告するレターを書いていました。それらのレターから著者がテーマごとに抜粋し、解説を付けるとい…

[投資本] テンプルトン卿の流儀 (ローレン・C.テンプルトン)

テンプルトン卿(ジョン・テンプルトン)の生い立ち、投資哲学、トラックレコードについてまとめた本。テンプルトン卿は20世紀中盤から終盤にかけて活躍したファンドマネージャーで、彼のテンプルトン・グロース・ファンドは長期間にわたってマーケットをア…

[投資本] 株で億越えした話~億を稼いだ個人投資家のリアル~

本書、もとい本アプリは、2012年に5人の個人投資家を集めて開催された座談会の内容をまとめたiPhoneアプリです。無料で利用可能で、電子書籍のようにコンテンツを閲覧できます。 (注意:リリースが古いため最新のiOSではインストール不可になっています。イ…

[投資本] 日経平均 値動きのルール (ゆうじ。)

著者のゆうじさんは日経平均先物を主に売買していた元ディーラーで、「ディーラー時代の24年で30億円を稼ぎ、レジェンドとまで呼ばれている」という経歴。本書は著者の現役時代に起こった大きなイベント、たとえば湾岸戦争や9.11同時多発テロについて、相場…