今週はこのシーズンのぼくを毎年苦しめる恒例行事、確定申告の準備をやっていて、ついでに2018年の取引にかかった諸費用を集計してみました。証券会社のWebサイトから取引履歴のCSVをダウンロードして、Excelでぽちっとな。2018年はクリック証券と楽天証券を使ったので、それぞれ費目ごとに数字を出して……と。
諸経費 | クリック証券 | 楽天証券 | 合計 |
---|---|---|---|
手数料 | ¥127,893 | ¥164,688 | ¥292,581 |
管理費 | ¥12,115 | ¥12,410 | ¥24,525 |
信用金利 | ¥429,258 | ¥559,368 | ¥988,626 |
貸株料 | ¥19,038 | ¥23,339 | ¥42,377 |
品貸料 | ¥20,355 | -¥146,100 | -¥125,745 |
名義書換料 | ¥16,048 | ¥20,370 | ¥36,418 |
合計 | ¥624,707 | ¥634,075 | ¥1,258,782 |
締めて126万ほど。軽自動車が買えちゃうね。いやあ、お高い。ちりも積もればなんとやらで、1つ1つの取引、ポジションでは小さな金額だけど1年分足し合わせたら馬鹿にならない。2018年の資産がざっくり平均5000万くらいだから、資産に対して2.5%くらいが取引コストになっている。
内訳を見ると信用金利が99万と全体の8割くらいを占めており、信用でポジションを維持するのがいかに不利かというのがわかります。クリック証券、楽天証券ともに大口優待を取ると信用金利がいくらか下がるんですね。それを取ってこれだから、正規のコストを払っていたらこの1.5倍くらいの金額だったでしょう。
日々の相場で細かなコストの違いを気にせずテキトーに取引しているのも事実で、今年は意識して抑えていきたい。一円を笑う者は一円に泣く。
余力が空いていたら信用のポジションを現引きする
たぶんこれが一番だいじ。余計な信用金利を支払ってはいけない。ただ即金規制の銘柄(主にIPO銘柄)を触るために現物の余力をいくらか空けておきたいことがあって、IPOのスケジュールを見ながらコントロールしたい。
貸株金利の高い銘柄を貸株に回す
楽天証券は貸株のサービスを提供しており、駄犬も去年から貸株をやるようになりました。新興銘柄は2%以上の貸株金利が付く銘柄がけっこうあって、自分のポジションで貸株金利の高いやつは貸株に回したい。
現物を買うときは1日信用で買ってから現引きする
楽天証券は信用手数料が無料で、一般信用で建てた建玉をその日のうちに決済すると金利も付かず、現引き手数料も掛からない。ふつーに現物を買うと手数料が掛かるのに信用で建ててから現引きするとタダで済むというのを最近知って、大いに活用したい。
制度信用銘柄の現物を売却するときは空売りして現渡しする
これも同様で、ふつーに現物を売るよりも信用で建ててから現渡しするほうがコストが安いことが多い。ただ一般信用の売りは手数料が銘柄によって異なるため、買いと違って売りは手数料のチェックが必要。
中長期のポジションを信用でレバレッジ掛けずに、現物だけでやりくりすれば良いんでしょうが、今はまだ高いリスクを取っていきたいんですよね。
これくらいを意識してトレードしつつ、月次で掛かった取引コストをチェックする、とかやるといくらか減らせないかなと思う。明日からやってみます。