2017年は+19,992,254円(+126.7%)となりました。
同期間のTOPIXが+19.7%、マザーズ指数が+30.7%、ジャスダック平均が+44.2%と、マーケットをアウトパフォームできました。指数の上げ幅をみてもわかるように今年は強い相場で、4月に北朝鮮情勢でちょっとぐらついたくらいで、これといった大きな下げもなく推移しました。
資産額の推移もおおむね右肩上がりという形で、大納会にYHを更新して終わることができました。
2017年前半 デイトレーダーをやる (+6,964,602円)
1月でプログラマーの仕事が一区切りついて、2月からは次の仕事を探しつつ充電期間にしました。駄犬はヒマな時期ができるとだいたい毎日朝からパチスロを打つのですが、今はパチスロが面白くないし何より勝てない。そこでデイトレをやってみようと思ったのでした。
元々株をやってはいたものの、もっぱら中長期、せいせいスイングくらいの期間でやっていて、デイトレの経験はありませんでした。そこで本やWebでやり方を調べ、Twitterのアカウントも作ってデイトレの世界に足を踏み入れたのですが、自分にとって非常に驚きがありました。
日本株のデイトレーダーはTwitterにコミュニティが出来上がっていて、ザラ場でリアルタイムに情報が共有されています。そして何万もフォロワーを抱える有名な人が何人かいて、彼らが大きな影響力を持っています。時価総額の小さい銘柄が彼らのツイートで実際に値が動くのを見て「うわ、こんな世界があったんだ」と思いました。ヤフーファイナンスのチャートで見るような値動きが可視化されている! こんなもんで株価が動くのか。
それで見よう見まねでデイトレをやったのですが、まあまったく勝てません。始めたばかりの時期はオシレータ(RSC, RCIとか)を見ながら売り買いしたり、有名アカウント(ウルフとか)のツイートに乗っかって買ったりしていました。いかにも初心者という感じですがやっぱりそんなことをしても勝てないものですね。
駄犬はデイトレ(建てた玉をその日のうちに決済したもの)は別に収支を付けていますが、2017年前半のデイトレ収支は-340,870円でした。デイトレだけだとマイナスで、スイングと中長期のトレードでプラスになっていました。
2017年後半 兼業生活 (+13,027,652円)
そうしているうちに次の話をいただいて、7月からはフルタイムでプログラマーの仕事をすることになりました。1且まではインターネットサービスの会社で私服OKの緩い職場でしたが、7月からは金融システムの会社で、久しぶりにスーツを着て仕事をすることに。
新しい技術の勉強をする必要もあって、最初の1~2か月はほとんどポジションも放置状態、株のことにはあまり手が回らなかったです。少し慣れてくると、フレックスタイムのおかげで寄りから30分くらいはトレードができるので、その時間を使ってデイトレをするようになりました。
この頃になるとデイトレのやり方も変わって、まずオシレータを見なくなりました。Twitterは参考にしますが、タイムラインに流れてきた銘柄に飛び乗ることはなくなりました。また、2017年前半は数分くらいの短い時間でポジションを持つことが多かったのですが、より長い時間持つようになりました。家を出るまでの間に買って、あとは昼休みか大引け(指し成で注文をいれておく)で手じまうことが増えました。
デイトレの銘柄の選び方としては、材料が出た銘柄を買うことが増えました。半年くらいザラ場をみていたおかげで、パターン認識というか、「この銘柄でこの材料だったら、このくらいの値動きがあるのでは」というのが漠然と出せるようになり、それを基準に売り買いをするようになりました(どれだけ合っているかは怪しいですが、一種の相場観みたいなものが出来たということだと思います)。また、この頃になると手を出してはいけない銘柄のリストが頭の中にできて、それらを避けるようになりました。
2017年後半のデイトレ収支は+1,248,436円でした。って、トントンくらいかと思いきやこんなに勝ってたんですね。全体の収支からするとわずかな割合ですが、前半から比べると進歩があったような気がします。
デイトレの話ばかり書いていますが、スイング~中長期のトレードはとくに変わっておらず、「比較的小型で成長性のある銘柄を買って、一定上がるか決算が悪かったら売る」という方法でやっていました。
去年からの変化というと、四季報を出るたびに買って通読するようになったことでしょうか。もうたいていの銘柄は高くなってしまっていて、目に入る銘柄だけだと買うものが見つからなくなっているんですよね。足元はまだ日本の小型株は好調で、バブル気味な雰囲気がありますが、どこかで崩れたらキッチリ逃げないといけないと思っています。