今週の資産推移は-0.6%(-71万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが+1.4%、マザーズ指数が-3.7%と指数に対してまちまちでした。
コロナに振り回される相場が続いています。今度はモデルナのワクチンに良いニュースが出てまたしてもリバーサルの反応となり、水曜日にマザーズ指数が-3.6%下げました。国内のコロナ感染者数も増加の一途で、後場に発表される東京の感染者数がマズいと先物が100円くらいストンと落ちたりしてます。新興市場は個人投資家のセンチメントに影響されやすく、今年これまでもコロナが流行るときは地合が悪化していたイメージがあり、ここから年末に向けて不安を感じます。
失敗だったのがChatworkとHENNGEの売り玉を決算発表直前(先週金曜日)に手じまったことです。両方とも決算後に売られてそれぞれ今週-37.4%、-18.2%と下げました。HENNGEは売り直したもののChatworkは下げが急すぎて心理的に売り玉を復元できず。指数ヘッジは建てたらそれっきりでポジションを放置できますが、個別株のロングショートだと売り玉もメンテしないとならず難易度があがるのを実感しています。仮に決算を持ち越していれば今週のパフォーマンスが+130万くらい違っていましたが、ヘッジのポジションで決算またぎのリスクを取らないという考えは間違ってはいないように思うしこういうのは仕方ないような気がします。
今週の取引
4930 グラフィコ (-)
新規に買いました。11/13に発表した1Q決算の進捗率が良く、決算説明資料の内容などから次の2Q決算も期待できると考えました。
ここは家庭用洗剤「オキシクリーン」が主力製品で、1Q売上の75%をオキシクリーンが占めるというモノカルチャーな会社です。
オキシクリーンは売れ行きに季節性があり、2Qに最大の売上をあげる傾向があります。また、オキシクリーンの売上を前年同期比で見ると前期4Qが+50.4% 、今期1Qが+50.0%とここ半年で大きく伸びています。これは今年4月からカズレーザーを起用したテレビCMを放映していることとコロナで衛生意識が高まったことが寄与していると思われ、前年同期比の伸び率は2Q以降も維持される可能性が高いと考えます。
1Qは原価率が前年同期比で3.5%悪化し、粗利を約0.4億押し下げています。これはリニューアル品の商品評価減によるものと説明されており、一時的な悪化と考えてよいかと思います。ただし2Qでどれだけ改善するかは不明確です。
ここは9月のIPO銘柄ですが、公募価格4090円に対して現在の株価は4290円で、IPO直後の銘柄にありがちな短期の需給で異常な割高になった状態ではありません。PER20.2倍はそこそこ成長している日用品の会社としては妥当な水準ですし、今期の業績予想には上振れの余地があると考えます。
懸念される点は信用買い残の大きさ(発行済株式数に対して12.6%)と2Q期間で本当にオキシクリーン売れるの? というところで、後者については可能ならPOSデータとか参照して裏付けを取りたいところなのですが。そのあたり調べつつ2Q決算までは保有するつもりです。
6334 明治機械 (+7,878,964)
手じまい。2Q決算ですべて売ろうと決めていたポジションで、最大5万株まで持ったのを株価の上がった7月以降に少しずつ売っていって、今週で売り切りました。売った理由はこちらのツイートに書きました。
去年の年末ごろからポジション持ってた明治機械を今日ですべて売り切りました。
— 駄犬 (@daken_in_market) November 16, 2020
7月以降ちまちま売っていって、ほんの少し残してたのも2Q決算を見届けたので手じまい。
自分の理解をちょっと書いてみます。
今年はこのポジションが最大利益となりそうです。けっきょく自分の期待していた好決算が出てくることはなく、ここまで株価が上がったのはTwitter煽りの影響と思われ(フォロワー数の大きな人たちが煽りテイストのツイートしてるのをたびたび見かけた)、展開としてはイマイチでしたが、コロナショックの後でこれだけ利益を取れたのはありがたいことです。
ポートフォリオ
サマリー
- 評価額合計 117,495,788円
- 前日比 +914,342円 (+0.78%)
- 月初比 -199,065円 (-0.17%)
- 年初比 +27,958,598円 (+31.23%)
現物
信用
先物