今週の資産推移は+3.4% (+279万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが-1.1%、マザーズ指数が+2.6%と指数に対してアウトパフォームでした。
指数はそう変わらないのに騰落レシオだけ落ちていくという中小株のポートフォリオには嬉しくない相場になっています。今週はSQ&ETF配当金の換金売りと需給要因もあったのでまあわかるのですが、来週以降もこの傾向が続くと嫌な感じ。決算シーズンでポジションサイズが大きめになる時期なので。
6月下旬からIPOラッシュが始まりましたがどれも高く寄るのでほとんど触れず、めぼしいグロース株もバリュエーションが天の彼方まで舞い上がっていて手を出しづらい。やっぱり自分は基本的にバリュー投資の思考なんですよね。せめて決算ギャンブルで取れるように今回はかなり気合い入れて予習をしています。あとは大阪有機化学工業やキャリアリンクみたいに決算の良かったやつを短めに繋いでいくので今の相場に対応しようとしてます。
今週の取引
3791 IGポート (-335,915)
買い玉を手仕舞い。
コロナで悪影響を受ける会社で、今期の業績に不安があって決算直前に手じまいました。ギリギリまで引っ張ったのは3Qの進捗から上方修正が出てこないかなという弱い期待があったからで、それは残念ながら出ませんでした。コロナの悪影響は、声優の吹き替えなどで現場に影響が出ているらしいのと、制作委員会方式で版権の一部を持つ作品の中には映画として公開するものがあって、映画館が1席おきにチケットを売っているような状況で期待した版権収入が得られないおそれがあります。
6070 キャリアリンク (-)
新規に買い玉を立てて持ち越し。
7/6(月)発表の1Q決算が良く、開示資料も見て、いまいちよくわからなかったんですがまあ買いました。
ここは官公庁向けの人材派遣やBPOをやっており、給付金の問い合わせ対応で特需があったようです。たしかに自社サイトを見るとそれ関連の募集があります。ただ特需によってどれくらいの売上が立ち、利益貢献があったのかは決算短信から読み取れず、決算説明資料も2Qと本決算しか出さない企業で2Q以降どれくらい恩恵があるのか判断する材料は得られませんでした。自社サイトに仕事情報の検索機能があり掲載件数を追うことはできるけど、肝心の1Q期間の件数がもうわからない。
ですが以下のような点から、思惑と需給だけでわりと行けるんじゃないかなと思いました。あまり長く持つつもりはなく、2Q決算前に良い感じで上がってくれたら手じまいたい。
- 給付金の給付率は7月頭で74%と報じられており、2Q期間(6-8月)も給付金絡みで派遣への需要が相当程度続く可能性が高いこと
- マイナポイントなどの大型施策が今後も予定されており、官公庁の派遣への需要が継続的に発生するであろうこと
- 1Q決算と同時に修正したのは2Qのみであり、通期の上方修正が期待されること
- 人材派遣は評価の低いセクタだが、それでも1Qに近い数字が今後も続くのであれば時価総額93億円は割安と思われること
- 人材派遣はコロナで悪影響を受ける業種であり、この決算を予想してポジションを取っていた参加者は少ないであろうこと
- 小型貸借であり、すでに売り長であること
ポートフォリオ
サマリー
- 評価額合計 83,926,999円
- 前日比 -1,705,408円 (-1.99%)
- 月初比 +3,900,835円 (+4.87%)
- 年初比 -5,610,191円 (-6.27%)
現物
信用
先物