今週の資産推移は-0.5%(-80万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが-0.9%、マザーズ指数が-0.9%と指数に対してアウトパフォームでした。
4月の資産推移は+2.8%(+457万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが-2.9%、マザーズ指数が-0.1%と指数に対してアウトパフォームでした。
決算シーズンが始まりました。序盤の反応はまちまちで、中の下というところでしょうか。すでにコロナ前の株価を回復しているシクリカルな業種には、良い内容でも決算発表翌日に売られるものが目立ちますが、自動車部品などそこまで業績の回復を織り込まれていない業種だと、素直に上げることが多いようです。また、前回からそうですが、コロナ恩恵と看做されている銘柄は良い決算を出しても厳しい反応になるケースが多いです。
4/28にAI Insideが評価の前提をひっくり返す開示を出して、翌日は寄らずに終わりました。今回明らかになったのは、代理店のNTT西が無料キャンペーンをやって最低契約期間1年で大量の契約を取ったが、その契約の8割くらいが1年かそれ未満で解約されそうだということです。会社固有の事象とは思いますが、グロースのスター株であること、信用買い残が発行済株式数の9.8%と個人が買っていることから、新興市場への影響が心配です。これがきっかけでSaaS株が全面的に値を崩すようなことにはならないと思っています。
今回の件は決算説明資料を隅々まで読んで、かつNTT西がどのようにサービスを売っているか調べれば事前に察知できる可能性も(たいへん難しいながらも)なくもなかったように思われ、批判的に開示の内容を読むことの大切さをあらためて認識しました。半年そこいらで9000もの顧客にサービスを売って、OCRを自力で業務フローに組み込める顧客はそのうちの一部だろうし、この会社の人員数からサポートできるのかとか、考えていけば疑問を持つこともできたでしょうし。
AI Inside自分ならどこかで気付けただろうかと資料を見ているが、まずチャーンレート0.28%について考えると、たとえばSanSanが0.60%、freeeが1.6%であり、顧客データや会計データで囲い込めるこの2社に対して、フローのデータ処理にすぎないOCRでこんな低いチャーンレートになるだろうか、と気付きたい pic.twitter.com/Jqy8eYrGsN
— 駄犬 (@daken_in_market) 2021年4月30日
4月は指数を4%程度アウトパフォームできました。決算ギャンブルをはじめとする短期のポジションが+570万も貢献しており、中長期のポジションはトータルでマイナスでした。短期ポジションでこんなに勝てる月は珍しいのですが、確定損益の大きいポジションを見ると、
- 表示灯(IPOセカンダリ) +104万
- ステラファーマ(IPOセカンダリ) +100万
- レッグス(決算ギャンブル) +78万
- フィルカンパニー(決算ギャンブル) +67万
- メディカルネット(決算ギャンブル) +50万
- サイバーエージェント(決算ギャンブル) +49万
- 日華化学(決算ギャンブル) +46万
- 東芝(TOB観測) -205万
となっており、大きく喰らったポジションが東芝しかなかったわりに、IPOセカンダリの丁半博打で勝てたのと決算で当たりを引けたのが大きかったようです。指数の弱い月にこうやってカバーできるのはありがたい。
ポートフォリオ
サマリー
- 評価額合計 167,603,309円
- 前日比 +654,469円 (+0.39%)
- 月初比 +4,575,210円 (+2.81%)
- 年初比 +41,585,390円 (+33.00%)
現物
信用
先物