駄犬の株ログ

「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

駄犬の株ログ

「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

2021年の振り返り (2) 勝った銘柄

ランキング

# コード 銘柄名 損益
1 4837 シダックス +22,651,280
2 7030 スプリックス +12,406,371
3 3970 イノベーション +9,030,512
4 7050 フロンティアインターナショナル +8,412,349
5 4934 プレミアアンチエイジング +7,884,490
6 7685 BUYSELLTECH +7,411,179
7 7086 きずなホールティングス +7,291,965
8 9885 シャルレ +6,453,650
9 6083 ERIホールディングス +6,010,043
10 2410 キャリアデザインセンター +5,787,544
11 3663 アートスパークHD +5,460,939
12 6522 アスタリスク +5,370,949
13 7372 デコルテ・ホールディングス +4,673,029
14 6125 岡本工作 +4,530,376
15 7377 DNホールディングス +4,461,068
16 6627 テラプローブ +4,175,128
17 5411 JFEホールディングス +4,084,447
18 3791 IGポート +4,012,282
19 6730 アクセル +3,594,282
20 3688 CARTA HOLDINGS +3,567,441

銘柄コメント

#1 シダックス

f:id:bone-eater:20220101231037p:plain:w400

ニゾンキャピタルの経営参画発表で「こりゃ絶対復活するでしょ!」と買い始めたらすぐにコロナショックが来て、コロナの悪影響をもろに受ける事業内容から業績も落ち込み、耐える期間が長かったポジション。2年くらい経ってようやく報われて、こういうのを取れると本当に嬉しいものです。

今期の業績にはまだコロナの悪影響が残り(ワクチン会場運営の受託などプラス要因もあるが、マイナスのほうが大きいという認識)、来期がユニゾンキャピタルによる立て直しの成果が出る期となります。ここからは手じまいを考える時期で、株価の推移を見ながら来期のどこかで手じまうつもり。

#2 スプリックス

f:id:bone-eater:20220101232454p:plain:w400

アフターコロナの業績改善に期待して買ったポジション。湘南ゼミナールの買収を発表したときにちっとも利益の出ていないお荷物を背負い込んだように見えて手じまうか悩みましたが、結果的には残してよかった。神奈川県はステップなど強い競合のいる激戦地で、湘南ゼミナールの立て直しがうまくいくかどうか半信半疑でしたが、有報を見ると7%くらいの利益率が出ており改善が見られます(ただしのれんの影響がありどこまでが立て直しの効果かはよくわからず)。

f:id:bone-eater:20220101232754p:plain

今期は湘南ゼミナールがフルにP/Lに連結され(前期は10ヶ月のみ)、コロナの悪影響も脱して実力値が出る期となります。足下の業績を見ると今の時価総額はおおむねフェアバリューに思えますが、オーガニックな成長が期待できるし、そら塾やプログラミング教育などカタリストもあり、どのタイミングで手じまうか悩ましい。いくらか減らすにしても長めに保有する気がします。

#3 イノベーション

f:id:bone-eater:20220101235846p:plain:w400

いくつかのパラメタから業績の推測が高い精度で利く会社で、今期2Qから好決算が出るだろうと買ったポジション。次の3Qも良いはずで、その後はまだよくわからない。少なくとも3Qまでは保有し、決算が弱くなりそうなタイミングで手じまうつもり。

#4 フロンティアインターナショナル

f:id:bone-eater:20220102000430p:plain:w400

これもアフターコロナの業績改善に期待して買ったポジション。2021年は前年に買っておいたアフターコロナの銘柄がうまくハマって、パフォーマンスに寄与してくれました。

今期はEPS350円、配当70円くらい出ると思っていて、そのわりに安いと思うものの、株価はなかなか上がらない。今期2Qがオリンピックの特需と思われているのかもしれませんが、そこまで影響は大きくないんじゃないかなたぶん(ここはよくわかってないです)。IRに消極的で最低限の開示しかせず、ギリギリまでガイダンスを出さない保守的なスタンスも良くないです。

来期はオリンピックによる上乗せが落ちるのとイベント事業のコロナからの回復がイーブンにはなって、YonYで横ばいくらいの業績は出せるとして、それならやっぱり安いと思うんですね。フロンティアダイレクトのWebサイトで求人掲載件数が取れて、定期的に件数を控えているんですがそれが伸びているのもポジティブな要因です。もうしばらく保有するつもり。

#5 プレミアアンチエイジング

f:id:bone-eater:20220102001249p:plain:w400

2021Q1の決算で買ったらその後人気化し、モメンタムに乗って上がってくれて、手じまいも良いタイミングでできました。1000億近い時価総額があっても機関投資家保有がほとんどなく(CapitalIQの大株主リストを見ると4%くらい)、個人が作ったモメンタムだったのだと思います。この時価総額IPOセカンダリでは機関投資家にバトンタッチできないと株価を維持できないことが多いんでしょうね。

#6 BuySell

f:id:bone-eater:20220102002425p:plain:w400

これもアフターコロナの業績改善に期待して買ったポジション。利益の大半は大規模な分売をやるときに下がったのを買って、その後1.5~2倍くらいで売ったトレードで得たものです。もうフェアバリューになっていると思うけれど、2バガーだし恩株になっているしで惰性っぽくポートフォリオに残しています。

#7 きずなHD

f:id:bone-eater:20220102003217p:plain:w400

店舗出店によるオーガニックな成長、EPS増加による株価の伸びに期待してる長期保有のポジション。コロナで落ち込んでいた葬儀単価も直近の月次では85万まで回復しており、店舗数の増加もオンスケで(今期は10店舗の計画)、今期のガイダンスは達成できるとみています。

#8 シャルレ

f:id:bone-eater:20220102005255p:plain:w400

シャワーヘッド「ボリーナ」が売れているので買ったポジション。上方修正で一回スパイクしたあとダラダラ下がっていて、絶好の売り時を逃した感じになっており、フロンティアインターナショナルもそうですが小型株でスパイクしたらとにかく半分くらい減らしておくのが正解なんじゃなかろうか。

気づけばネットネット株に逆戻りしており、ECサイトのランキングは維持していてボリーナの売れ行きは落ちていないように見えるし、もう少し上がってくれたらと思いつつどこで手じまおうか考えてます。ボリーナが向こう何年もずっと売れ続けるかは疑わしく、他の参加者もそう考えているからこういう値動きになっちゃうんでしょうね。

#9 ERIHD

f:id:bone-eater:20220102010554p:plain:w400

業績の推測が利く会社で、決算ギャンブルで大きめに買ってS高を取れたポジション。

#10 キャリアDC

f:id:bone-eater:20220102010713p:plain:w400

これもアフターコロナの業績改善に期待して買ったポジション。アスリードというアクティビストファンドがEXITしたのに合わせて売りました。

主力サービスのtypeはIT技術者にプレゼンスのあるサービスで、自分もユーザ登録しているし、typeの主催するイベントに参加したこともあります。事業環境はとても良いはずで、今期のガイダンスを見るとしばらくは買えませんが、買いたい銘柄のリストには入れてあります。