駄犬の株ログ

「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

駄犬の株ログ

「株価は、恒久的に高い高原のようなものに到達した」(アーヴィング=フィッシャー, 1929年)

[今週のトレード] 2022/1/7

今週の資産推移は-11.0%(-2802万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが+0.2%、マザーズ指数が-10.6%と指数に対してアンダーパフォームでした。

年明けから強力なバリューシフトが世界的に起きてグロース株がアホほど売られてマザーズ指数が4日間で10%下がり、なんと自分の資産はそれ以上に減るという。去年グロースが売られるときはマザーズでも大型株は相対強かったりしたものですが今回は違って、マザーズ時価総額上位から順にメルカリ-10.2%、freee-16.0%、ビジョナル-16.2%、JTOWER-14.0%、そーせい-9.5%とむしろ大型のほうが売られています。

赤字掘ってるタイプのハイグロースが特にひどくて、セーフィー-31.0%、Appier-16.0%など。セーフィーは上場直後であり、売出の8割を海外に配分しました。なので上場時に掴まされた海外勢が投げ売りしてこれだけ下げてるってことだろうし、マザーズ時価総額上位がきつめに下げてるのも外国人投資家が手じまってるんでしょう。海の向こうではARKKが今週9%下げました。

www.bloomberg.co.jp

こういうのに備えてポートフォリオからハイグロースを落としておいたつもりなのに、決して割高でもない(あくまで自分の目から見てですが)やつも一緒くたに下がるし、相変わらず指数ヘッジは効かないしでえらいことになりました。IPOラッシュと節税売りの需給悪化要因がなくなるわけで、年明けから新興株は強いんじゃないかという予断もあって、ポジションを多めに積んだ状態で年を越したのも良くなかった。

今週はどっかのブログで煽られたユミルリンクをありたがく売って、年末の振り返りでもう持つ理由ないなと思ったBuySellとテラプローブを売って、年末のラスト1週間で買ったり買い増したのをだいたい売って、かわりに申し訳程度にデンソーを買って、個別株のポジションサイズを削ったのにあわせて先物のヘッジ売りも減らしてます。年末から今週にかけて同じように振る舞った人がたくさんいたんじゃなかろうか。

年末にかけて小型新興株のウェイトが増えていたのも結果的にマイナスで、去年の後半にさわっていたINPEXや日本製鉄、日本郵船あたりがポートフォリオにいたらそのぶんマシだったんですが。やっぱり気がつくとポートフォリオが小型新興株ばかりになっていくきらいがあって、何かしら定量的にコントロールしたほうがよいのかも。

いきなり-10%オーバーからのスタートで窮途末路を往く感じになり、この調子だと去年の利益もあっという間に溶けてなくなってしまいそう。コロナショック後の簡単な相場に慣らされてしまっている自覚もあって、スイッチを切り替えてフラットに戻すタイミングなのでしょう。

今週の取引

6627 テラプローブ (+3,742,598)

手じまい。親会社の月次が横ばいになってきていてテラプローブの業績の伸びも止まりかねないこと、四季報の来期予想が営業利益44億とおおむね妥当そうな水準まで修正されたこと、業績が伸び始めて1年近くたつが機関投資家保有増加が見られないことから、ここからはあまり上値がないように思いました。

f:id:bone-eater:20220107231424p:plain:w400

7685 BuySell (+10,988,957)

手じまい時価総額410億は自分にはもうフェアバリューに思えること、足下でKPIがやや弱いこと、大株主に売却の意思があり先日のような大規模な分売をそろそろやりかねない不安があることから売りました。コロナショック後のほぼ最安値で買えて、一時は買値の4倍くらいになったポジションで、去年の利益に大きく貢献してくれました。

ポートフォリオ

サマリー
  • 評価額合計 225,818,500円
  • 前日比 +2,585,190円 (+1.16%)
  • 月初比 -28,017,034円 (-11.04%)
  • 年初比 -28,017,034円 (-11.04%)
現物

f:id:bone-eater:20220107230024p:plain

信用

f:id:bone-eater:20220107230033p:plain

先物

f:id:bone-eater:20220107230041p:plain