今週の資産推移は+5.2%(+1423万)でした。同期間のマーケットはTOPIXが+1.1%、マザーズ指数が+3.0%と指数に対してアウトパフォームでした。
先週後半からの流れを引き継いで異様に小型新興株の地合がよく、決算の反応もイージーで失望されて売られても三日もすればリバウンドするし、通常なら無視されるようなしょぼいリリースでも10%くらい簡単に上がるしというお祭りモードになっています。今週の日本株ファクターを見ると「低時価総額」「高信用残/売買高レシオ」「高PER」がトップ3となっており、まさに個人投資家大喜びの相場だったとわかります。信用残が多いほど上がるなんてパラダイスですよ。
(なぜ信用残が多い方が上がるのかというと、そういう銘柄は個人に人気があり、地合がよくなると待機資金を握りしめて戻ってきた人たちがせっせと買いはじめるんでしょうか。頭の片隅に入れておきたいパターンです)
インフレのピークアウトで世界的に株式相場が持ち直しているのもあるでしょうが、コロナの感染者数が天井を打って大衆の警戒感が薄れたのも大きいように感じます。コロナショック後はコロナの感染状況が個人のセンチメントに大きく関与しており、まだそれが続いているような。
決算ギャンブルも地合の恩恵を受けてやりやすく、今月の決算ギャンブルの収支は+1500万ほどとなりました。今回の所感は以下の通り。
- 決算シーズン後半はグロース株の反応が際だって甘く、普段なら大してあがらないような決算でも簡単にストップ高を付けるケースが多くみられました。自分の取ったポジションでもその恩恵がありました(カオナビ、ギックス)。おそらく決算翌日に買いに来る決算モメンタムのプレイヤーが多いとこうなるんでしょう。強気にグロース株のポジションを取ればそれだけ報われたわけで、次の決算シーズンが同じようになる可能性は低いかもしれませんが、相場のパターンとして覚えておきたい
- これも地合の影響でしょうが、小型の貸借銘柄が決算後に踏み上げっぽく上がって行くケースが多く見られたように思います。見栄えに内容が伴わないケースでもかまわず上がって行き、自分も「これは無いでしょ」というやつをショートしてけっこうな損失を出しましたが(名村造船所)、余計なことをしました
- 決算シーズン前半は半導体や電子部品に厳しい反応でしたが、後半は地合の変化(?)でそれらのセクタも買われるようになりました。たとえばアドバンテストや新光電気工業はコンセンサスを大きく上回る決算を出しながら決算直後の反応は悪かったですが、それから今日までに買われて10%くらい上がっており、内容が本当に良いと思えたらとにかく買っておいてセクタローテーションで順番が回ってくるのを待つというのは期待値があるのかも
しかし毎回同じようなことをやっているのに決算シーズンによって収支ががらりと変わります。決算ギャンブルは一泊二日の勝負で、やっぱりそのときの地合に影響される度合いが高いんですね。
ポートフォリオ
サマリー
- 評価額合計 288,572,194円
- 前日比 +3,473,774円 (+1.22%)
- 月初比 +22,123,878円 (+8.30%)
- 年初比 +34,736,660円 (+13.68%)
現物
信用